シーケンサー歴(マニアックです) | nicoのブログ

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昨日あるかたがたとの話題になったのでそれ関連で、僕のシーケンサ歴を書いてみたいと思います。

まず、シーケンサとは?
中期?のTM networkの小室哲哉氏の後ろにあったテレビ?に写ってたやつ。浅倉大介が有名になったきっかけ。なんですが、簡単にいうと音楽の録音、再生機。

始めてさわったシーケンサはもう名前もおぼえてない。コード進行を入れてくとそれにあわせて音を奏でてくれるソフト。これはコンピュータの内蔵音源で鳴らしてました。この頃はまだ渡辺美里とか、新田えり(爆)の音楽とかいれて遊んでましたニコニコ

そしてある日ベストテンでTM networkを見て、「え!ピアノって自動演奏できるの!あのコンピュータ、うちとおなじやん!」というところからいろいろ調べ、数年後?やっと購入。
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実物です。

これで四分音符と八分音符の違いをおぼえました(笑
使い勝手は、弾けない自分にはとても使いやすかった。計算機の数字を叩くだけで音楽が作れたから。音楽というより、プログラミング。これがなかったら日本のDTMは違ったと思う。別に鍵盤楽器必要なかったし。

次のシーケンサは、RX-7というドラムマシン。ドラムマシン用なんだけど、使えるかな?とおもって使ってみた…やっぱりドラムマシンだけに使った方がいいね。

次はEOSの内蔵シーケンサ。これ、保存できなかったからつらかった(汗
なんだよこれ!ってショック!でもMFD-1というファミコンのディスクシステムとおなじものを使えば保存できた。余計な出品。内蔵シーケンサは初心者にはまぁよかったと思う。QX-3とかQX-5譲りでそこそこ使いやすかった。でも問題は、EOSが同時に8音しかでないからそこまで考慮してほしかった。メモリが少ないから一曲はいらなかったこともショック!

その次はSY-77。DX7の後継機でしたがちょっと軽い音になった。シーケンサは基本EOSとおなじなのですぐ移れた。カモンミュージックあったけど、こっちのステップ入力の方が楽だった。音符選んで鍵盤押すだけだったから。それにフロッピー付いてたのもでかかった。

そのあとはある理由で当分ハードの内蔵シーケンサのみ。ここででてくるのはW-30。電気グルーブで一時有名になったとか。このマシンはサンプラーってのが魅力。自然界のあらゆる音を音楽にできた。シーケンサは、前出のヤマハと微妙に違うけど、考え方はにてたからそんなに難しくなかった。ボタンが硬かったからあまり使わなかったけど(笑

その次はに使ったのがM1-R。KORGの代表的なシンセがモジュールになったやつ。モジュールにシーケンサがついてるのは珍しかった。使い勝手は悪くないけど、モジュールを普通にラックに入れたら手が疲れる。腕あげてなきゃだからね。今のPCがタッチになると手が疲れる!というAppleのいう事がわかる。

ここからは内蔵シーケンサとおさらば。飛躍です(笑
当時、コンピュータミュージックの最先端はやはりAppleのMacを使うものだった。憧れ続けて大学のとき、とうとう購入。運良くAppleに親戚がいたので(当時、Appleは一般には有名じゃなかった)リストア品を安く買えた。シンクラビアの脳として使われていたMacと同じものでした。迷ったのはシーケンサ。当時はopcodeのvisionとmark of the unicornのperformer。世界のスタジオで実績のあるソフトでした。相当悩んだ挙句、visionは学校で使えたのでmotu のperformerに。これは後に正しい選択となる。
両者ともそうなんだが、今まで使ったシーケンサとは規模が違う。まず嬉しかったのが無制限のトラック。ドラムパートだけで8トラック使えたりしたのは嬉しかった。そしてなにより、通常16chしか使えないMIDIが最大256chまで使えたのはかなりおおきい。今となっては64とかは結構あるが、この規模はなかなかない。これは機材が多くなるとぶち当たる壁を打破してくれた。同時にシンセエディターを使えばメインコントローラのキーボード以外に手を伸ばさなくてすむ。モジュールをポチポチおすのは疲れますからね。

このニ大シーケンスソフトは競合しながらそだっていった。そしてMIDIのみからオーディオも扱えるようになり、音楽政策環境も大きく変わる事になる。非破壊、つまりもとの音を崩す事なくオーディオデータをガシガシいじれる。まるでサンプラーの代わりになった。コンピュータの中だけでトラックダウンまで行えるのはまさに考えもしなかった事。この辺りから自宅スタジオというのが増えてきたのかな?MIDIに関していうと、もうすでに行き着くとこまできていた。これからはオーディオ面で勝負になるのだろう。

オーディオといえばprotools。これは本当にプロダクションツールでオーディオプラグインもまさにプロ用だった。学校にあったから使ってたけど、まだまだ高いしろものだった。

そうこうしていたら、ある日opcodeがギブソンに買収されたニュースが。ギブソンはvisionの開発にまったく力を入れないのでいつしか、$600ほどしていたソフトがフリーソフトとしてばらまかれるように。performerでよかった。

この頃は、ひょんな事から僕はmotuでバイトしてました。何度もカモンミュージックはいいですよ~と話してたら、エンジニアと社長に簡単デモを見せる事になった。結果的に、freestyleというソフトに「おまけ」で似てる機能をつける事になった。でもfreestyleって基本的にリアルタイムでガシガシ記録させるのよね。
そこで働いていておもったのは、日本人はきっちりした音、だからあんな神業的なMIDIデータ作れるんだよ。逆にアメリカはその時のフィーリング重視。この辺は作る人の方向性でしょうね。

そこから十年ぶりにさわったのがcubase。ソフトシンセの完成度の高さと豊富さには驚く。この先、シーケンサはどこにいくのだろうか。

カモンミュージックはいいソフトだった。でも世界の土俵に立てなかったのはガラパゴスだったからだろう。

このさきシーケンサはどこに進むのだろうか。

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