私の実母 その3 | 34歳夫のくも膜下出血体験記~沈黙の不倫から11年~精神科入院中の夫と母子の歩む道

34歳夫のくも膜下出血体験記~沈黙の不倫から11年~精神科入院中の夫と母子の歩む道

2011年7月夫が突然くも膜下出血(グレード5)を発症。その後の不倫発覚…高次脳機能障害(精神科入院中)の夫とこの先どう歩んでいくのか。日々の揺れ動く心を描きたいと思います。娘21歳 息子15歳 妻(私)多発性神経鞘腫という持病持ち。これについても記したいと思います。


旦那と出会い、6年の交際期間が経った頃



結婚の話になった。



旦那の両親と顔合わせする。




私は母の事を どう説明したらいいものか・・・

ありのままを話すと


「自分の親なのに何て事を言うんだ!この娘は!!」


と、なりかねない。



しかし、旦那がそっと・・・両親に話していてくれたおかげで、事無きを得た。




結婚式の費用も お互いの両親に頼ることなく、自分達で頑張った。



産後も、私は母を頼らなかった。



いや・・・頼れなかった。





私が大人になり、結婚し、子供を持つ親に自らなった時



「私の母・・・人と違う。」と、確信した。



病的なのではないか・・・と。




そんな矢先、母が膝を痛めて、新聞配達が出来ない身体になってしまった。



収入が途絶える。



他の仕事なんて、出来ない。




役所に相談に行くと・・・担当の人は すぐに察したのだろう。



人と目を合わさないし、質問にも頷く程度しか関われない。

そして、私を頼る。



難しい事を聞かれても 理解できないのである。



全て 私が取り仕切っていた。




「精神科に受診してみてください」



と、言われ 母と病院に向かった。






そこで、主治医に今までの経緯を全て話し、色々な検査をすることになる。



その時で、すでに60歳だった。




つづく