2012・東北の旅を終えて part2 | 陶芸屋黎明(れいめい)の日記と商品

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日々の作業や日記、商品の紹介、愛犬、JA11ジムニーの事


前回の内容とはちがって


一歩進んだ会話も聞けた


それは


なぜこちらから聞いてもいないのに


話してくれたかって事




正直こうやって


皆さんに話ができるまで


時間が掛かり


気持ちの整理


今何が起こっているのか


落ち着いて


考えるまで


つい最近まで掛かりました


ただ


私たちにできる事


それは


こうやって


話して伝える事



いつも孫にね


こうやって


ボランティアの方々がやってきて


わたしたちにしてくれたこと


ちゃんと覚えていてね


おじいちゃんや


おばあちゃんは


復興して


恩返しをしたいと思っても


もう生きていないかもしれない


だから


忘れないで


あなたに子供ができたら


話してあげなさい


そして


困ってる人がいたら


助けてあげなさい


ってね。



自分達は


恩返しなんか望んじゃない


しかも


現地に行って


逆に迷惑かけてる


特に俺は・・・


だけど


現地の方たちが


そう思える様になっただけでも


気持ちの上で


大きく一歩前進してるんじゃないかな


そう思いたいし、


信じたい。



地震や津波で


多くを失って


0になったと俺は思ってた


けど


今回皆さんと話して思った


本当は0でもマイナスにもなってない


ついさっきまで居た町が


突然消えたり


大事な物が消えたり


大事な命が消えたり


それでもそこには


失ったものに対しての


大切な思いがある


だからプラスで残ってたんだ


今はそのプラスを


話してくれた方が言ってたみたいに


気持ちの整理



今何が起こっているのか



落ち着いて



考える


そのうえで


まず0に戻す


プラスであるものを


0にするって


ある意味


マイナスから


0にするより


苦しいんじゃないかな。


それでも


皆さん声を合わせたかのように


「当たり前を取り戻したい」


って言う


当たり前の中に


俺は居る訳で


その当たり前ってのが解らない


失って気づく当たり前


前向きな言葉にも感じるが


切ない


けど



一緒に


泣いて・笑って・騒いで


これもきっと当たり前


その当たり前を


また来年。



南三陸で買ってきた


ビールを


今年の旅の締めくくりに


開けました



頂きま~す。



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乾杯!!



最後に


ワケの解らない文面に付き合ってくれた


皆さんありがとうございます


きっと


本当の復興はまだまだ時間が掛かるし


これからだと思います。



最後に行った志津川で


メンバーと離れ


カメラ片手に


一人町を歩いている時


現地のがれき撤去作業を


されてる方や


その


関係者の方から


あからさまに


舌打ちをされ


睨まれたり


「この野次馬が!」


みたいな言葉も言われたり


ま方言でいまいち解らなかったんだけど


表情が笑ってなかったので


きっとそんな感じ


スミマセンとしか言えなかったんだけど


正直これが現実だとも思った


人口の数が多い少ないとか


産業が有る無いとか


そういった復興の格差がある様に


現地の方々の心身にも差がある


それを知れただけでも善かった。



とにかくまた来年だ!!