花に囲まれるキミはまるで泣き虫眠り姫
孤独に耐えながら 何を待っているの?
ボクの力で目覚めることができたなら
キミを独占できる王子にしてほしい

好きになった理由は「全部」と言いたい
だけれどボクを魅了するのは キミの涙なんだ

だから…
アイツとかアイツには 絶対に渡さない
流れる暖かい涙にボクはキスする
目を開けて目覚めてと 何度も願うけど
届かないまま 時間(とき)だけが過ぎていく
実らない想い 育てながら


闇に佇んだキミはまるで憂いのナミダ姫
小さな体して 何を抱えているの?
月の引力で こぼれあふれる流れ星
ボクは両手を広げ すべてを受け止める

ずっとそばにいるから 瞳にボクだけ映して
ヤツを求めていたら 胸が苦しくなる

だから…
オマエとかオマエとか 一歩でも近寄るな!
清楚で純粋な心が赤く穢れる
何でも牙をむき 命が消えるまで
守り続ける ボクだけのプリンセス
いきすぎた想い 抑えながら


湧き続ける涙はボクが枯れるまで舐めとってあげる
太陽の熱で乾く前に
風に吹かれ乾く前に
大地が吸って乾く前に
アイツが拭って乾く前に

だから…だから…
アイツとかアイツには 絶対に渡さない!
悪魔に魂を押し付けボクは選んだ
目を開けず眠ってと 優しくささやいて
毒の爪先 首筋につきたてる
忘れずにいてよ そばにいるね