みなさんは選択に迷われたとき、どうやって決めますか?
我が家は次男の剣道に関しては、いろいろ迷うことばかりで、ここまでいろんな厳しい選択を迫られて来ました。
○まず、思いきって出稽古に飛び出したとき。けっこう修羅の道でした。剣道は縄張りが激しいから・・
道場から最初に出た個人戦でよい結果にならなければ、出稽古あきらめてもいいかなと思った。
○つぎに、「剣道のための転校」について。
こちらも迷っていたとき、九州である全国大会個人戦の出来次第で、考えようと思ってました。ここで勝ち上がれないようなら六年生で転校してもこどもが苦しいだけだし。
○そして今回。中学からの越境について。
こちらはいま悩んでますが、先の日曜日に団内総当たりがあり、結果次第で考えようと、心密かに決意していました。
それらすべて
この試合で結果出せないようでは、出稽古・転校・越境したところでお役には立てない。
ただ親が勝手に盛り上がってこどもに剣道させたいだけで、こどもにとっても良くない。
単なる親バカにすぎない。そもそも本人はそんなに熱心じゃない。
と思ったからです。
結果としては、どの試合も「本人が想定していた以上のできばえ」が続いています。
越境の選択肢は残り続けてる。
何かを決断する前に、ちょっと無理目の基準を用意して、「これがダメなら別の道を探す」てことをあらかじめ決めておく。
だって、将来、大きな目標がある場合、いつも「この程度のことができないなら、そんな目標追うのはただの身の程知らず」て思うからです。
しかも本人が😅
なにしろ、ピンチヒッターの試合を泣いて嫌がりながらもかなり貢献する子やから。
そんなくせに、「九州学院」「筑波大学」「全日本優勝」とかいうけん、わけわからん。
みなさん
キングダム
て漫画ご存じですか?
「天下の大将軍」を目指す信ていう少年が主人公です。
その信が苦難を乗り越えるとき、
「俺は天下の大将軍になるんだ」
て強い信念のもと、非常に無理目の敵を必死で倒して成長していきます。
わたし、ものすごい共感する。
そもそも下僕が大将軍になるなら無理目のことを常に実現していかないといけません。
高い壁に挑んでいくことで、常に自分の「天下の大将軍」としての資質を試し続けてるわけです。
自分自身を試すことは非常に勇気が要ります。
てか、信の場合、失敗したら即死んじゃいます。
それでも挑んでいく。あの姿勢、凄いと思う。
今回の団内個人戦総当たりは、実はとても結果出せる状態に無かったです。
次男は、今年四月から八月半ばまで、ほとんど稽古できてませんでした。
コロナとシーバー病のためです。
コロナは全国どこでもそうですが、稽古は六月から再開していてみんな頑張ってました。
でも次男はシーバー病のため六月、七月と歯軋りするような焦りの中稽古自粛。
八月入ってもわたしの入院で実家に帰らせて稽古できず。
お盆あたりからようやく稽古再開したものの、足の裏がすぐに悲惨なことになり(五ヶ月近く稽古してないから皮が柔らかくなっていたらしい😅)、九月に入るまでほぼまともな稽古はできませんでした。
かたや、他の子はみんなバリバリ頑張っている。
そんななか行われた団内総当たり戦。
メンバーの中には、一学年下ながら県トップの子、
同級生で去年、五年生にして道連の県代表なった女子、
その女子が「絶対に勝てない」と言うてる隣県の有名男子。
どの子もトップ取るつもりでくる。
周囲も、
「次男君は全然稽古してへんから難しかろう」と思ってたと思う。
てか、誰よりも、わたしと次男自身が
やべえ
と思っていた(笑)。
でも、「やべえ」からこそ、
こんな試合でトップ取れないなら、越境したところでなんも役に立てないし。
この話は辞退する。
そして、親のわたしの、次男に対する剣道の期待や向かい合う姿勢を改めて、生活を剣道中心に回すのをやめる。
というとこらへんまで、密かに決意していました。
この程度の壁でつまづくようなら、剣道を続けて楽しむ方向にシフトするべき。
わたしも越境だとか、高校進学で推薦とるとか、無謀なことは考えないし、そんな資質も無いやろ、
などと考えていた。もちろん、次男には内緒で。
こどもは夢を見るのが特権だからね、でも親がそこで一歩引いて見る、ぐらいでいいや、とか思ってた。
道場の館長にも、
「怪我がちだし、わたしの体調も自信ないし、そもそも次男では道場のお役には立てそうにない」と越境をお断りするつもりでした。
そんななかで、
まさかのトップ😅
次男君、
またお母さんの悩みを増やしてくれました。
まだしばらく親子の夢見る時間は続きそうだし、
越境、どーするか悩む時間が続きます。
もう一足飛びに来年の四月にワープしたいわ(´ω`)