水頭症
頭の中の脳室と呼ばれるところに脳脊髄液が
異常に溜まって脳が圧迫されている状態です。
症状としては圧迫される場所にもよりますが
頭痛、嘔吐、眼位のずれ、意識低下、偏眠等、
1歳未満の乳児では大泉門が張って膨れ上がったりします。
治療はシャントと呼ばれる管を手術で挿入し
溜まった髄液を腹腔内などに流す方法や
脳室に髄液が上手く循環するように窓を開ける方法があります。


点頭てんかん(ウエスト症候群)
特有の脳波異常(ヒプスアリスミア)が現れる年齢依存型の予後不良で
薬でなかなかコントロールがつきにくい難治性のてんかんです。
両腕を上げると同時に頭部を前屈する短い強直発作が、
数秒間の間隔で数回から数十回と反復して起こるのが特徴的です。
このような反復発作をシリーズ形成といい、1日に数シリーズ繰り返してみられます。
発作の時にも意識は保たれていることが多いようです。
年齢依存のてんかんなので年齢と共になくなっていきますが半数くらいは
違うタイプのてんかんに移行していってしまいます。
このてんかんの影響で発達が退行してしまうのでなるべく早く
発作を止める事が必要とされています。


しかしながら最近メインの発作が部分てんかんということがわかってきました。


小頭症
乳幼児期から学童前期ころまでの間に脳は急速に発育し、
これに伴い頭囲も拡大してくるが、なんらかの原因で脳の発育が
遅延または停止して頭蓋も拡大せず、頭囲が小さい場合をいいます。
厳密には、各年齢ごとの平均頭囲値から標準偏差の3倍を引いた値より小さいとき、
小頭症とよぶ。原因は、胎生期の感染症や妊娠中毒症、仮死分娩などの出産に
伴う外傷や遷延性仮死状態、出生後の脳炎や重症頭部外傷など、さまざまである。
症状は、頭囲が小さいばかりでなく、基礎となる脳損傷の程度に応じて知能発育遅延、
けいれん発作などがみられる。
治療法は現在のところありません。


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