今月はじめに

聴覚障害者向けの特別養護老人ホームと
ろう重複障害者の入所施設の

見学に行ってきました



老人ホームは
今後私も聴力が低下
もしくは失聴してしまったら
入居する可能性もあるし

入所施設の方は
三女のように、ろうの他に障害がある人が
利用できます



施設見学は
手話サークルを通して申し込みしました

毎年人気があるらしく
すぐに定員に達してしまうようですが

運良く
旦那と三女と3人で参加できました


もう記憶が薄れている部分がありますが
覚えている点を記します




まず
ろう重複障害者の入所施設
開所は1996年


入居の部分は
1階が男性
2階が女性になっています

他に
交流スペースetc...
お風呂があります

お風呂は
清潔でいるため
身辺自立の維持のため

毎日入れるようです!



部屋は二人部屋で

寛ぐというよりは
寝る、身体を休める
身の回り品を収納する

という感じで
そんなに広くありません。


利用者の高齢化がすすんでいるようで
車椅子を利用するには
十分な広さがある部屋とは
残念ながら言えません


同居の人とのスペースは
カーテンで仕切るようになっていて
完全プライベート確保は難しく
時折トラブルもあるそうです


男性は活発な人もいるようで
1階の窓ガラスは
一通り割られてしまったそうで

今は全て割れない物になっているようです


こちらが
ちょっとびっくりしてしまうような
利用者のリアルな面を

普通に明るく話してくれた施設長


なんか凄いな、と思いました



今後は建て替えも予定しているようですが

プライベート確保と
車椅子利用などのバリアフリー化を
さらに進める計画のようですが

そうなると部屋数の確保が難しくなり

思うように利用者を受け入れられない
懸念もあり

両方を兼ね備える施設に向けて
奮闘しているようです



歩いて5分もかからない所に
作業所があります


利用者の性格に合わせて
仕事分担をしているようです

パンやクッキー班

機関紙などの発送班

福祉品等作成のお裁縫班

施設の清掃班

空きカン潰し
回収した配線から銅線を取り出しなどの
廃品回収班



どの作業場も整理整頓されていて
丁寧できちんとした作業が
行われているのを感じました


見学日が日曜日だったので
残念ながら作業所もお休みだったので

いつか実際に作業している日に
再度見学したいと思いました!


どなたか一緒に行きませんかウインク



実は
こちらの施設ができるまでの
山あり谷ありの歴史が
漫画になっているんです

(他にも
ろう学校に重複クラスができた経緯とその後
なども書かれています)



私も以前
ろう学校から借りて読みました

そして今は先輩から譲り受けて
手元にもあります



正直、綺麗ごとばかりでなく
目を覆いたくなる場面もありますが

この施設がどんな想いで設立されたのか
携わった保護者や周りの方々の血と汗と涙
熱い想いが感じられるので

ぜひ読んでいただきたいなと思います





ろう重複障害があっても
社会や人との繋がりを持ち
働くことの喜びやありがたさ

そういったことを
安心して学び経験できる場所があること


親としてはとてもありがたいです


三女の将来の進む道のひとつとしても
考えていきたいですし

施設維持のためにも
出来ることがあれば
微力でも協力していきたいと思います




いつもに増しての長文

お付き合いありがとうございますm(__)m


老人ホーム見学も
のちのち書きたいと思っています