京都の杏林予防医学研究所で、
山田豊文先生のもと、
細胞環境デザイン学を学ぶ中級講座に参加してきました。

1月に医師・歯科医師限定の同講座に参加して、2度目の受講。

同じ講座ではありますが、内容は非常に濃く、一度や二度で学びきれる内容ではないため、今回もたくさんの新たな学びを得てきました。

医学部での6年間、医療現場に出て早10年以上、医療に接してきましたが、

その学び、実践の中でどこか疑問や違和感を感じてきたことの、ひとつの答えがこの講座にありました。


今の日本の医学教育、医療現場の中では、
本当に必要な予防医学、栄養学や生化学の知識が足りていない。

その結果、高度な医療技術はたしかに進歩し続けているかもしれませんが、肝心の「病気を治癒すること」が実現できず、あくまで「病気をコントロールする」「症状を抑える」治療になっている。そして、それが当たり前になっている。

医療現場の多くの先生方が、日々真剣に、努力されている姿も見てきています。
皆さん、目の前の病気を良くしようと、
患者さんの苦しさや病状をなんとかしたいと、
真摯に考えて、試行錯誤していらっしゃいます。

でも、おおもとの、細胞が、生命がいかにして日々その命を営んでいるか、
日々とっている栄養素がどんな風に生命の営みに関わっているか
そこには残念ながら目を向けられていない部分があります。

今の医療を単に批判する、というのではなく、
今まで積み重ねてこられた医療と共に、新たに学んだことをどう生かしていくか
どう組み合わせて、本当に大切な健康を守っていくか。

それが今後の課題です。

まだ、形はおぼろげですが、
ヒトが、真にすこやかで、そしてHappy であるために
何ができるか、これから考え、模索していく日々になりそうです。