昔、原因不明の全身疼痛の人がいた。
家事など一切できない。ほぼ寝たきり。

ママのヒーリングでかなり改善した。
今度はヒーラーになりたいと言って勉強を始めた。
自分のブログには3000人のフォロワーがいるし……と息巻いていた。

なんにせよ目標があるのはいいし
セルフヒーリングできるようになるほうがいいから勉強してもらったが
彼女がヒーリングした愛猫が死んでしまったことから、大激怒。

ニシカワに苦情メールが来た。
教え方が悪いと罵った。
というわけでヒーリングも終了。
縁が切れた。

先日、数年ぶりにその人から電話が
あった。今めちゃめちゃしんどいから
またヒーリングしてもらえないかと。
そしてあの時はごめんなさいと。

もちろん断った。
できるわけがない。

今なら彼女のネガの中身が大分理解できる。
世の中を責めて批判し恨みツラミを飛ばす。それは全部自分に返ってくる。
自分に呪いをかけている状態。その根本的なネガまではわからないが、
ネガリリを受け付けるメンタリティーではないことは間違いない。
「私の何が悪いと言うんですか」しかない。

実は全身疼痛のヒーリングを担当した母の身体的ダメージはひどかった。
当時は旧式だったのでダイレクトに肉体を蝕まれていた。

「痛いのなんとかしてあげたい」
という私のネガ。
「ヒーリングでどこまでやれるか試したい」
という母の治療系ネガ。
そことマッチングされたクライアント。

「なんとかしてあげたい」はネガだ。
優しさでも思いやりでもない。
だから今はない。
「なんとかしてあげたい」には
「なんとかしてほしい」がやってくる。共依存になる。

闇の中でそんなエネルギーを
発したら浮遊霊が集まってくる。
人のせいにばかりして生きていたら
いずれその末路だ。
生きながら浮遊霊や地縛霊みたいな
人はたくさんいる。

今は誰にでも他者へのヒーリングは
教えない。昔よりサイキックの
ハードルが下がっている。
昔よりネガ持ちが増えている。

だから「ヒーリングしてあげる」って言われたら断らなきゃいけないんだ。
だからセルフヒーリングと哲学を
覚えたほうがいいんだよ。