京の都1年の最大イベント、祇園祭がいよいよ今週末に迫ってます。

15日宵宵山、16日宵山、そして17日山鉾前巡行がクライマックス。

↓山鉾



こいつが当日たくさん巡行する山鉾の先頭鉾、通称一番鉾。正式に長刀(なぎなた)鉾といいます。今日組立完了。
当日はお稚児(おちご)さんという小学生くらいの男の子が縄を切って巡行がスタートします。ちなみに長刀鉾にはお稚児さんやお囃子さんとかが乗り込んで練り歩きますが、こいつは今でも女人禁制です。




メインの四条通りにはいろんな鉾が立ち並びました。

早い鉾だと夜には


お囃子の練習も兼ねスタンバイ完了です。

年に一度のこの祭りだけのために、昨年四条通り(街の主要道路)の車道を一車線潰して歩道を拡張したというクレイジーな都です(おかげで街は常に大渋滞…)

今年は三連休の真ん中に山鉾巡行が重なり、恐ろしい数の観光客であふれかえる予想…しかも半分くらいは海外からの人。

10数万人以上の人がこの通り沿いに集まってくる。ちな、この四条通りは片道一車線。拡げたと言っても歩道は幅3mほど。

あ、岸和田のだんじりや青森のねぷたみたいなものは想像しないで下さい。

巡行は時速5kmくらいで淡々と進んでいくだけ。鉾をぶつけ合ったりしませんし、コーナリングで家の屋根ぶっ壊したりは一切ないっす(笑)

何故なら鉾の回りの布にしか見えないブツ、ほとんどが重要文化財や1枚数千万から値が付かないほどまでのエライ美術品ですから~(  ̄▽ ̄)

う~ん、クレイジー。

では最後にクレイジーネタもうひとつ。

スタートの縄を切るお稚児さん。
毎年地元の名士の子からほぼ強制指名され決定するんですが、指名されたらその一家、祝いの振る舞いやら祭りへの上納やらで、一撃2000万~3000万円が消えていくそうな。

マヂでクレイジーな都の歴史、伝統と格式♪

興味のある方は是非今週末クレイジージャーニーを(宿は完璧満室ですのでそこは覚悟を~( ・∇・))