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11月23日(水・祝)に「子供のための経済学」が開催されました。そちらの様子を紹介します。

 

 ↓こちらが講座のチラシです。↓

 

第2回目のテーマは「社会資本って何?~人が経済をつくる~」でした。

 この日の講座には6人が参加してくれました。

 

講師は第1回目に引き続き、北星学園大学名誉教授・経済学博士原勲先生です。

 

今回も原先生の講義に先立ち、なぜか頬の赤い新人助手の出崎君(当社の代表です)が「社会資本入門」のレクチャーをしました。

 

 今回の講義のキーワードは「交換」と「約束」です。

 

まず「交換」について。

 

2人の人がいたとします。Aさんは何をしても優秀で、Bさんは何をしても上手くできません。

その場合、不器用なBさんはいない方が良いのでしょうか。答えは「NO」です。

Bさんが、得意なことを見つけ、それを磨いていくことで、2人の生産性を上げることができるのです。

これが経済学者リカードが提唱した「比較優位」です。

 

次に「約束」について。

 

こちらは「囚人のジレンマ」(ゲーム理論)を使って、勝手にどちらかの利益だけを考えるのでなく、コミュニケーションをとって信頼を高めていくことが、最もお互いの利益になるということが説明されました。

 

 

 他の人を思いやったり、信頼することの大切さを、道徳や倫理ではなく、経済学で説明できるというのは面白いですね。

 

入門編に続いていよいよ、原先生の講義が始まりました。

 

まず、損(費用)と得(便益)が経済学であり、費用を抑えて得を得ることを第一に考えます。

 

ですが、この「得」の考え方は人それぞれです。

近年の新たな経済学説では、目先の損得だけで経済を考えることの危険性が強調されるようになってきました。

 

では何が経済活動を支えているかというと、「約束」や「信頼」です。

これが社会関係資本(Social Capital)の概念であり、協調性が活発になることで、社会の効率性を高められるという考え方です。

 

 

個人主義である資本主義と、全体主義である社会主義が生まれ、現在社会主義は衰退しつつありますが、個人が社会全体と協調して生きることが、結局自分にとってより「得」になるということです。 

 

↓本日の資料↓

 

人間は利口では無い、そして時間は有限、だから能力の範囲で物事をみるためには知性が必要であり、そのために私たちには勉強が必要なのです。

「なぜ勉強しなきゃいけないの?」という皆さんの疑問にも、経済学から明確な答えが出ましたね。 

 

講義の後は楽しい茶話会♪

 

原先生を囲んで、米大統領選からアニメまで!幅広い話題で盛り上がりました。

それにしても原先生の教養の幅広さには、いつも驚かされます。

 

 


第3回目は12月18日(日)「私たちがすべきこと」〜未来への提言〜

各回とも、講義時間は13:00~14:30、茶話会は14:30~15:30です(豪華おやつ付♪)。

 

↓2回目のおやつです↓



対象:小中高生
定員:10人参加費:1回につき500円


定員10人ですので、お早めのお申し込みをお勧めします。

お問い合わせ・お申し込みは、TEL827-6335までお願いします。

皆様のお申し込みを心よりお待ちしています。
 
Written by Miki Moriya