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12月18日(日)に「子供のための経済学」が開催されました。そちらの様子を紹介します。

 

 ↓こちらが講座のチラシです。↓

 

第3回目のテーマは「私たちがすべきこと~未来は変えられる~」でした。

 

講師は引き続き、北星学園大学名誉教授・経済学博士原勲先生です。

毎回ありがとうございます。


 

今回は講義の形式ではなく、原先生に新人助手の出崎君が質問していく流れで進められました。

 

講義は、最近話題の経済学者トマ・ピケティについてから始まりました。

 

そして、「豊かさ」の定義について話が進みます。

それぞれの個人で細かい部分は違ってきますが、充実感や幸福感など「余裕を感じる部分」が豊かさではないかと考えられます。

食べ物を例に挙げると、取り敢えず何かで空腹を満たすことと、健康的でおいしい食べ物を味わうことでは、やはり後者が豊かであると思われます。

人々の欲望を満たすことができる暮らし向きを与える国が、豊かな国と言えます。

 

お金は豊かさを表す代名詞とも言えますが、最近は銀行にお金が余っていて貸出先が無い状態、つまりアイデアがあまり生み出されず、お金の流れが滞っている状況です。

果たしてこの状況は豊かと言えるのでしょうか。

 

 

さて、「政治」という言葉について、どのようなイメージをお持ちでしょうか。

どうしても悪い部分だけがニュースなどで取り上げられるので、ややネガティブなイメージが広まっているように感じます。

ですが原先生から、「政治とは人と人との関係の中で、どれだけ人に影響力を与えられるかである。」と、説明がありました。

その影響力は「人の持っている化け物的な力」、つまり「権力」となるのです。

 

権力と権力がぶつかるとき、そこに争いが生じます。

他の動物たちは同士で争うことは殆どありませんが、人間はその高い能力ゆえに同士で殺し合うような悲劇を長年起こし続けているのです。

 

「経済学は、どれだけ持っているかではなく、どれだけ生み出せるかを研究する学問である。」と、原先生は最後に締めくくってくれました。

 

参加者からは、「最初は経済学って難しそうな気がしていたけれど、意外と身近な話で面白かったし、今まで何となく疑問に思っていたことが解決した気がする。」といった感想が寄せられました。

勉強は辛いと思っている人も多いかと思いますが、本来学問は自分、そして社会をより幸せにするために存在するものなのです。

今回の講座を通じてそういったことが分かっていただければ幸いです。

 

↓最後も美味しそうなおやつをご用意しました↓


今回参加していただいた皆様、そして3回に亘って講師を引き受けていただいた原先生、本当にありがとうございました。

この場をお借りして、深くお礼申し上げます。

 

今後もこのような講座を開催予定ですので、お楽しみに♪

 

Written by Miki Moriya