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明日2月25日(土)は北海道大学の二次試験です。ある受験生が昨日の授業が終わった後に「12年間の塾通いも明日で最後だ」と呟いていました。

 

その12年のうちの約10年間に私は関わっています。

 

その言葉を聞いて私は「いよいよこの子も『教える側』に回るときが近づいているんだな」と思いました。

 

日頃、教室で生徒たちを指導しながら思うことは「いずれ何らかの形で下の世代を指導する側に回って欲しい。それを通じて自分の居場所を見つけてくれれば‥‥」ということです。

 

教室であれ、家庭であれ、職場であれ、場所も立場も様々ですが、人類は有史以来、「上の世代が下の世代に何かを伝える」という形で社会を発展させてきました。有償か無償かに関わりなくそれが教育の本質かと思います。

 

私自身も社会から多くのことを教えられてきました。そして現在、幸いなことに自分自身の教室を持つことで、上記のような機会を多く得ることができました。

 

明日、入試に挑む生徒は、時折この教室の後輩に勉強を教えていることがありました。大学合格後には何らかの形で勉強を教えてみたいという気持ちがあるようです。

 

これまで大学に進学していった子たちの一部は、大学に馴染めず、就職後も直ぐに離職してしまい、転職ばかりを繰り返していたりします。

 

そのような子達は、いずれ自分が「下の世代に何かを伝える立場に立つ」という考え方が欠けていることが多いような気がします。

 

大学進学後に、ゼミやサークルで後輩の面倒をしっかり見ている子や、他人の考えの受け売りから抜け出して自分自身の見識を深めようという意識のある子は見ていても安心です。就職活動でもさほど苦労している様子は見られないからです。

 

世間の一部に「塾通いの長い子は自分の考えが育たない」という意見も見られますが、「教えられる立場」から「教える立場」への転換が上手くいっていないケースがあるからかもしれません。

 

大学在学中は、ゼミやサークル、アルバイトなどを通じてそのような「転換」を図る機会がたくさんあります。

 

進学後にそのような面での成長があれば、親御さん方も含めて本当の安心が得られることになるのではないでしょうか。

 

 

 

【お礼とお詫び】

 

私事ですが、先週月曜日の早朝に私の父が緊急入院し、ブログの更新が滞っていました。一部の方々にご心配をおかけしていたようです。

 

この場で、お気遣い下さった方々へのお礼と、ご心配をおかけした方々へお詫びを申し上げます。

 

幸い病状は快方に向かっておりますので、今後は更新頻度も元に戻せるかと思います。

 

 

Written by Desaki