6月25日(水)

終わってしまいましたね。。。
今大会で、いちばんこのチームらしい試合になったのかな、と思います。
仕掛ける姿勢を強く打ち出していたし、積極性もこの3試合で一番高かったように。
一方、(展開上ある程度は仕方ないといえ)オーバーペース気味なところも出ちゃってたし、守りで我慢しきれない悪癖も。

そういうところも含めて、このチームの色が濃く出た試合だったし、その結果、こういう結果になってしまったのは受け入れて、次への糧にしないといけない。
もちろん、それまでの2試合でこういった姿勢が出せていれば、あそこまでバランスを崩して前に出る必要もなかったし、結果も変わったんだろうけど・・・。

コートジボワール戦、ギリシャ戦で持ち味をあまり出せなかったことも含めて、このチームの姿なのだ。

これからどういう方向に進んでいくべきなのか。
ドイツ大会になぞらえて揶揄する向きもあるけれど、あの時とは状況が全く違ってて。
あれと同じというのは、きっと8年前の痛みを美化しているか、忘却の彼方に放り投げたかだ。

あの時は意図しないカオスのまま突入して、奇跡を期待したが当然のごとく何も起きなかったもの。
今回はしっかりと意図したものを煮詰めていって、ぶつけようとしたのに、ぶつけきれなかったもの。

なぜぶつけきれなかったのか?ぶつけにいったのに逆に殴り返されたのはなぜ?

一部選手のコンディションに大きく左右されたところもあるだろうし、核となる選手の幅がまだ少ないこともあるやろう。
もっと個々の能力を高めていかないといけないのだろうし、戦える選手の母数を増やしていくことも重要なはず。上手く行かなかった時にどう判断して対処するかの思考力や、実践力もいるやろう。
長い道のりでもあるし、選手たちの意識を変えることによってできそうな気もするところもある。

正直、コロンビアは強いなと思ったけど、コートジボワールとギリシャはやりようによっては勝てたなという印象が強くて。やからこそ歯痒さも強い。
現状でも、今回やってきたサッカーで、もう少し上を狙えることはできたはず。
もちろん、ちょっと足りないところがあったり、安定性が無かったりしてこうなったのだけど・・・。
運やコンディションに左右されるようなか細いものだけれど・・・。

訳知り顔で、「世界にはまだまだ差があるんだよ」なんて言いたくない。
自分たちの可能性を、自分たちで狭めたくない。

これまでで見えた可能性の幅を、もっと太くしていくために、この負けを受け容れて、ひたすら考えて、進んでいかないといけないんだろうな。


その前に少し頭を休めて。
日本代表、お疲れ様でした。

また、頑張りましょう。