黒澤明監督の「天国と地獄」は未だに自分の脳裏から離れることはありません。果たして本当に天国と地獄があるかというと、最終的にこれは個人の倫理観に委ねられることになります。が問題はその倫理観を形成してきた過程が人によってみんなバラバラで、科学的なメスを入れられる状況にない。その上、誰も「天国にもう一回行ってみたい」「二度と地獄には行きたくない」という証言者が現れることもなく、仮に現れたとすると普通の人からは「おまえは丹波哲郎か?」と変人払いされるのがオチです。

さてどの時点で人は人生の意味を理解し実践することができるか、それはすべてあなた次第です。