加藤隆佑 ameba blog -2ページ目

加藤隆佑 ameba blog

がんのなぜ?どうして?どうしたらよいの?を始め、とにかく分かりやすく紹介し、不安を解消し、がんと闘う気持ちをますます強めて頂きくメッセージを送りたいと思います。同時に、家族がどのように支えていったらよいかを考え、共に考え、応援していくブログです。

●新しいホームページを立ち上げました。

こんにちは。加藤隆佑です。

本日は、1つお知らせがあります。

新しいホームページを立ち上げました。

がんの治療を受けている方、そのご家族にとって本当に必要な情報を届け、がん治療に伴う悩み解決の一助になるように心がけて作ったホームページです。

私が、信頼している医師による監修記事も少しずつ増やしていく予定です。

新しいホームページはこちらです。


治療歴18年目のがん治療専門医によるがん治療のサポート
やごう
がんを克服するための無料メール講座

抗がん剤治療を受けるときに読む本


手術、放射線療法、抗がん剤の副作用、食事療法、免疫療法など、がん治療に関わることをアドバイスしています。
●免疫療法の治療で、忘れてはいけない副作用あり!

こんにちは。加藤隆佑です。

札幌は、例年に比べて寒いです。手にあかぎれが出来てしまいました。早く暖かくなって欲しいです。

さて、本日の本題です。

免疫チェックポイント阻害薬は、忘れた頃に副作用が出ることがあります。

免疫チェックポイント阻害薬の最終投与から、1年くらいしてから、副作用が出ることもあるのです。

ちなみに、免疫チェックポイント阻害薬は、オプジーボ、キートルーダ、テセントリクなどのことを指します。

もし、体調が悪くて、病院を受診する際には、免疫チェックポイント阻害薬による治療を受けたことがある事を伝える必要があります。

例えば、「全身倦怠感、発熱、強い嘔気が生じ、食事摂取不能」という症状で、自分のかかっている病院ではない外来を受診されたとします。

免疫チェックポイント阻害薬による治療を受けていることがわかっていたら、副腎不全という病気を視野に入れることができます。

そして適切な治療をすることができます。

しかし、免疫チェックポイント阻害薬による治療を受けていることを知らなかったとします。その場合は、副腎不全という診断に至らない可能性が、それなりにあります。

私も、診断できる自信がありません。その結果、命の危険にさらされます。

頻度の高い話ではないのですが、免疫チェックポイント阻害薬による治療を受けた方は、時間が経過してから、副作用が出ることがあります。1年過ぎてからということもあります。

体調が悪いときには、そのことを思い出す必要があるのです。

さて、がんの治療においては、知っておかないといけないことがたくさんあります。

こちらの内容も、ぜひ知っておいて欲しいです。


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抗がん剤治療を受けるときに読む本


手術、放射線療法、抗がん剤の副作用、食事療法、免疫療法など、がん治療に関わることをアドバイスしています。
こんにちは。加藤隆佑です。

最近になり、オンラインでセカンドオピニオンを行う病院が増えてきました。

国立がんセンターでもオンラインでセカンドオピニオンを行うようになってきています。

現在は呼吸器科と消化器外科だけですが、ゆくゆくは他の科も、するのかなと期待しています。

日本中からガンの患者さんが集まる病院でオンラインセカンドオピニオンをするようになったことは、インパクトのあることです。

ただ、開催時間を見て見ますと、一部の枠が18時という時間帯になっています(2020年1月の段階)。

普段の激務の診療を終えて、本来であれば帰宅する時間に、オンラインでのセカンドオピニオンをやられるのかもしれません。そう考えると頭がさがる思いになります。

今後は、いろんな病院で、オンラインのセカンドオピニオンが増えれば良いなと感じます。


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●新しく認可された抗がん剤を定期的にお知らせします!

こんにちは。加藤隆佑です。

私は、今日は仕事始めでした。

はじめは落ち着いた外来かなと思っていたら、途中から少しドタバタした感じになり、そのあとは無事終わりました。

ちょうど今は、ホッと一息をつきながらブログを書いています。

さて、最近、がんに対して承認される薬剤が増えてきています。

しかし、コロナ のために、学会が定期的に開かれなくなったり、製薬メーカーの方との面談もしにくくりました。

そのため、医師に、新しい情報が届きにくい環境になっているという印象を持っています。

その結果、新しい薬剤が、自分の患者さんに使えるようになったとしても、主治医がそのことに気づかないということも起こりうるのではと懸念しています。

ちなみに、新しい薬といえば11月にはBRAF遺伝子に変異のある大腸がんに対して新しい薬が認可されています。

これ以上治療方法がないと言われていた大腸がんの一部の方には、この治療法が適応となったはずです。

今後は、定期的に新しく認可された抗がん剤を定期的にメール講座でもお知らせしたいと思います。

1月8日の20時のメール講座で、最近認可された抗がん剤をお知らせしますね。


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●あけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます。加藤隆佑です。

さて、私は1月1日は日当直業務でしたが、幸いにも患者さんは少なく、落ち着いた元旦を病院内で過ごすことができました。

今年こそは、コロナが収束してほしいと強く願っています。

私の病院は、高齢化率が非常に高い地域です。一人住まいのご高齢の方もたくさんいらっしゃいます。

コロナ のために外にでず、家の中でじっとして生活されている方も、たくさんいます。

人との交流を絶たれてしまい、生きる意欲を失う方もいらっしゃいました。

1日も早く、以前と同じように、人との交流ができ、毎日の生活に楽しみがもてるようになればと思います。

そのようになるために、医療面からできることをやっていきたいです。

本年もよろしくお願いいたします。



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●入院しているご両親に、ずっと面会できなくて、不安な方に知って欲しいこと

こんにちは。加藤隆佑です。

先日、漢方を併用した癌治療の論文が、無事採択されました。

このことを契機に、がん治療に漢方を併用する医師が、もっと増えれば良いなと感じました。

さて、コロナが流行した結果、面会ができなくなってしまった病院が、ほとんどです。

その結果、

大切な方が、がんのために入院して、長期間、会うことができない。

そして、病院から久しぶりに電話が来たら、体調悪化したから、すぐに来て欲しいという知らせだった。

そのような体験をされる方もいらっしゃいます。

コロナのためとはいえ、入院している方が、家族の顔を見るのが難しくなるのは、よくないことです。

そのための対策として、以下の方法を試みると良いです。

1、入院されている方が、スマホに慣れていれば、スマートフォンのビデオ通話を、こまめに行う。

2、入院された方が、スマートフォンを持っていないこともあります。

その場合は、すぐに使える状態にした「ポケットWifi +ipadといったタブレット」をプレゼントするのも良いかもしれません。

そして、ビデオ通話をすると良いでしょう。

注意点として、病院内で、ポケットwifiが許可されているかは、事前に確認してください。

家族の顔を見るだけで、元気が出る方はたくさんいらっしゃいます。

そのような当たり前のことができるように、コロナが1日も早く落ち着くと良いですね。

そして、がんの家族のために、あなたにして欲しいことは、他にもありますよ。


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●肝臓がんの治療において、新しい抗がん剤が承認されました。

こんにちは。加藤隆佑です。

アメブロの投稿が滞ってしまいまして、久しぶりの投稿となります。

最近の出来事として、痛みをとる新しい治療法を学ぶために、島根県の隠岐にある西之島で研修をしてきました。

新しい治療法のパイオニアのドクターがいらっしゃるからです。がんによる痛みに対する治療としても役立ちます。

そして、漢方でがんを制御するために、具体的にどうしたらよいかという論文の投稿もしていました。

論文が採択されればよいなと思います。

さて、そのような間に、新しい治療法が保険診療で用いられるようになっていました。

特に肝臓がんの治療においては、免疫チェックポイント阻害薬と血管新生阻害薬の併用療法が承認されました。

これは、肝臓がんの治療において、とても大きな進歩です。

そして、免疫チェックポイントがよりよい効果がでるために、知っておかないといけないこともあります。

その秘訣は、こちらで解説しています。


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●大腸がんの手術後の抗がん剤を受ける期間が、半分で済むようになりました。

こんにちは。加藤隆佑です。

先日、メールマガジンを読んでくださっている方から、たくさんのメッセージをいただきました。

ありがとうございます。

少しずつお返事いたしますね。

それでは、本日の本題に入ります。

大腸がんの手術後に、抗がん剤治療を行うことがあります。再発する危険性を下げるためです。

特に、リンパ節に転移している場合には、抗がん剤治療を行うことを強く推奨されています。

以前は、すべての方が、半年間の抗がん剤治療でした。

しかし、最近は、違います。

再発の危険性が、それほど高くないときは、3ヶ月間の抗がん剤治療だけで良くなりました。

3ヶ月程度の治療であれば、抗がん剤による後遺症は、ほとんど残らないでしょう。

他のがんに関しても、抗がん剤による治療期間を短くできればよいなと思います。

もし、そのような知見がでましたら、お知らせしますね。

ただし、抗がん剤治療を受けたからといって、再発しないわけではありません。

再発を抑えるための日常生活の工夫も、取り入れてくださいね。


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●すい臓がんに、新しい薬剤が使えるようになりました。

こんにちは。加藤隆佑です。

5月の下旬から、すい臓がんに対して、新しい薬剤が使えるようになりました。

オニバイドとうい名称の薬剤です。

注射の抗がん剤になります。

ちなみに、すい臓がんに対して用いることができる抗がん剤は、これまでは、多くはありませんでした。

標準的に、よく用いられていたのは、以下の3剤だけでした。

フォルフィリノックス
ゲムシタビン+アブラキサン
エスワンタイホウ

もし、高齢で、体力がそれほどないときには、フォルフィリノックスを用いることができません。

そのような場合は、選択肢は2つになってしまいます。

そのような中で、比較的、体への負担の少ない薬剤がでてきて、よかったです。

そうはいっても、副作用がないわけではありません。

体に負担にならない工夫を取り入れつつ治療を受けていきましょう。

そのために、取り入れて欲しいことは、こちらです。


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●医療費が心配です。どうしたらよいですか?

こんにちは。加藤隆佑です。

高額な薬剤が増えてきました。

その結果、医療費はかなりかかります。

薬剤によっては、年間1千万円以上かかる薬もあります。

もちろん、自己負担額は、もっと少なくて済みます。

医療費の負担には上限があるからです。

それでも、自己負担額は、それなりの額面になる方もいます。

家計へのダメージを不安に思いつつ治療を受けている方も多いです。

その不安を軽減するために、いくつかの作戦があります。

その1つが、公的な補助金を利用することです。

たとえば、浮腫の治療に用いられる弾性ストッキングにも、補助金があります。

そのために、医師に、弾性ストッキングの装着指示書を書いてもらうとよいです。

費用の一部を、療養費として払い戻しを受けることができます。

また、療養費での払い戻しに関して、以下のようなケースも、あります。

・やむをえず保健医療機関でない病院で治療を受けたとき

・やむをえず、海外の医療機関で診療をうけたとき

・柔道整復師から施術を受けたとき

上のようなケースで、全額の医療費を負担したときに、療養費として還付を受けられるという制度があるのです。

使えるサービスは、利用していきましょう。

公的な補助金には、他には、このようなものがありますよ。


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