「松山千春ツアー 3公演終了時点でのメニュー・選曲に思うこと V1.1」S4746
 

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松山千春2017秋のツアーで聴きたい歌16曲ランキング

 

◇更新履歴
V1.0:2017.10.15 ツアー中につきアメンバー限定記事にて公開

V1.1:2017.12.26 ツアー終了につき通常記事にて公開

 

■松山千春ツアー 3公演終了時点でのメニュー・選曲に思うこと

 

過去。

長渕剛の武道館公演。 パックスタンドで見ていて驚いちのは、歌詞モニターにMC、メンバー紹介や挨拶などすべて映し出されていたこと。

ほとんど一字一句、役者の台詞のように話していた。


それは如何なものかとも思ったが、それが持ち味となってステージ内容に反映されるのであけばいいとも思った。

 

彼は段取りどおりに決められたことを繰り返すことで完成度とを高めていくのでしょう。 それは演技にも言えることで、千春とは間逆である。

 

さて5日から始まった千春の秋のツアー。

まだ初日のリポートを全て書き終えていないのですが、メニューを見て思ったことを。

 

1/8の3公演を消化した現在の時点で演奏したタイトル総数は29曲。

その中で自分が知る範囲(フルコーラス)で、

初演は「北風の中」。

2000年以来、バンドでは初演となる「街」。

2000年以降、各ツアーイレギュラーで一回ずつ計4曲しか歌っていない「ひとりじめ」。 この3曲が自分にとっては目玉です。

 

そのほか、好き嫌いは別にして、玉名を除いてツアーにおいて、

「夜よ泣かないで」が1997年秋、

「トワイライト」が1997年春、

「Dancing World」が2001春、

「北風の子守唄」が2004秋(イレギュラーの弾き語りを除く)、

「ロンリー・ナイト」が2002年秋、

「物語」が2005年秋以来。

また「踊りましょうか」のバンド演奏は1991年春以来。

そして稀代の名曲なのに一時期の演奏頻度とおき場所で憎まれ役となっている「雪化粧」も、イレギュラー数回を除けば4年ぶりである

 

もちろん定番の2001年のアレンジではいるが「長い夜」、「大空と大地の中で」、「恋」、「銀の雨」、「人生の空から」、秋冬メニューの「真冬の青空」、「冬がやってきた」、「時のいたずら」等があるものの、ここ10年の中では選曲はかなり新鮮と思える。

 

また3公演連続で一曲目が替わるのは1996年「全国100番勝負!」以来。初日からは今回が初めて。 2016年春にABCの3パターンを用意したツアー同様、一部のセットリストは3パターン用意されていると思われる。

 

選曲、メニューにおいて、新曲もちゃんとあるしで、

自分は久しぶりに、わくわくしています。

 

もしも、一曲目に「街」、一部の4曲目に「北風の中」を、

一部ラストもしくはアンコール一曲目ラストに「ひとりじめ(V86)」を置かれたならば、大ラスに「雪化粧(V97)」でも何の不満もない。 というか、前にも話しましたが、一回りしてむしろ聴きたい曲なので大満足です。

 

欲を言えばフルコーラスで20曲前後に、またせっかく女性コーラス・光子が参加しているのだから、よりコーラス映えする、例えば新曲でいえば「Happy Birthday to You」、過去の曲であれば「in the moonlight」や「愛しい人よ」などをやってくれたらなと思うわけです。

 

今回の秋、まだ三公演だけですが好き嫌いは抜きにして選曲は◎と思っていますし、期待しています。

 

といっても、ワンツアー複数回見られる立場での言い分なのでしょう。

千春はリピータが多いとはいえ、大半の方々はワンツアー一回。

そんな方々からすると、

 

「街」が「Dancing World」や「北風の子守唄」に、「物語」が比較的演奏頻度の高い「純-愛する者たちへ-」に、「ひとりじめ」が「雪化粧」に替わってしまったら、堪らなく残念に思う人もいるだろう。

それは痛いほど理解できます。

 

と、ここまで書いて結びの言葉が見つからない。

他人事だからいえると思われるかも知れませんが、受け入れて願うしかないんだと思います。

 

冒頭で述べたように長渕剛のように、事前に決められたことを繰り返すことは千春はできないし、やる気もないだろうし、この先変えるつもりもないだろうと。

 

初めてのお客さんが、各会場、どのくらいいて、客席全員が馴染みの曲をどのくらい歓迎しているかわからないが千春にとっては誠意なんでしょう。 それ以上にそれらの曲を義務で歌っているのではなく、ピュアな気持ちで歌っているのだろう。

 

大ラスで「雪化粧」以外の曲で、雪を降らすようになったのが1999年秋が最初。

それ以降、「凡庸」でも「雪化粧」でも雪を降らす。

 

それは自身が歌手がコンサートに来てくれないような片田舎に生まれ、貧乏の中育って、どこの町でもフルセットでコンサートを行いたい、雪を見せたいという気持ちなのだろうと思う。 それは79年春、初めて沖縄でコンサートを開催したときに、雪を見せたいと雪だるまを空輸してロビーに置いた気持ちに通じているような気がする。

 

何より「淡い雪」のメッセージに通じるのだが、千春にとって雪は特別なもので再生を意味し、またこの雪・冬を越えて、来年、元気で会いましょうといったメッセージがこめられていると思う。

 

単純だけどね。

その単純さ、純粋さこそが松山千春の魅力のひとつでだとも思うのです。

 

矢沢永吉は木に林檎は実っている。

今にも手が届きそうなんだけど届かない。

それが自身とファンの距離だという。

流石です。


でも千春は、手が届いちゃう。 

いや実際は紙一重で届かないんですよ。

松山千春ほど自身と、自身を応援してくれる人たちに誠実に、裸で歌ってきたシンガーは、僕はいないと思っています。 

 

だから、

どうしたっていう話になっちゃんですけど、

立ち上がりの3公演のセットリストを見て、そんなことを思ったわけです。

 

アメンバーの皆さん、いつもありがとうごさいます。

 

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