「池袋西武チケットセゾンとコンサートチケット争奪狂想曲」S6304

 

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◇更新履歴
V1.0:2010.2.19 初稿

V1.1:2019.8.13 最新エディタにて作成、旧記事と差し替え及び画像の差し替え、文章ナンバーの取り直し

 

■池袋西武チケットセゾンとコンサートチケット争奪狂想曲

2010.2.19 written

画像は東京池袋東口西武百貨店の業者搬入口近くの階段。

チケットセゾン(以下セゾン)・・・現在のe+(イープラス)。
e+になりネット販売のみとなったがチケットぴあ同様、セゾンは店頭販売もしていた。

そのセゾンの店舗の一つが池袋西武百貨店内にあり、チケットぴあ程ではないが、何度か徹夜で並んで、浜田省吾、矢沢永吉、甲斐よしひろ等のコンサートチケットを購入した。
その並び場所が画像の階段である。
発売日、前日の昼くらいから、朝方9時ぐらいに店員が出て来るまでその階段で過ごした。

勿論、他のミュージシャンのチケットが目当ての人もいる。
でも長い時間だから世間話とかして過ごした。
自分より年下のアイドルオタクぽい若造が
若造「いいな、お兄さん方は、彼女とかいるんでしょ?彼女のために並んでるんですか?」
夢野「・・・なんで?君だって彼女つくればいいじゃん」
若造「駄目ですよ。俺なんて・・・(アイドル)一筋ですから」
夢野「・・・(一筋か・・・似たよなもんだよ)」
なんでか、そんなたわいない会話を思い出した。

関東での松山千春のチケット販売は84年春までは往復葉書の応募制。
秋からチケットぴあ独占の形で長い間販売されていたのでセゾンで購入する事は稀だった。


そのため松山千春のチケットはチケットぴあで並ぶ事が多かった。(他にも浜田省吾、甲斐よしひろ、小田和正等)
池袋、渋谷、銀座など端末が2、3台ある店舗は人が早くから多く集まる。
発売日前日、夕方迄に行けば先頭になれる店舗でひとりでよく待った。
その頃は一般発売でも最前列を含めいい席が取れた。

でも1番じゃなきゃ駄目なのである。
当時、ぴあには全国500店舗あった。
もしも発売開始の10時ジャストに同じ日の公演を一人4枚、500店舗で購入があったら2000枚。
先頭でも最前列を手にする人もいればチケット自体取れない人も出てくる訳だ。

ま、上記のように条件が重なる事はないがとにかく1番。2番じゃなきゃ駄目なのだ。
あえて人気のない店舗を選ぶのだから二番目の客がいつ来るかわからない。
それまでが辛い。3月位はまだ寒いしトイレに行きたくても動けない。
とにかくじっと我慢。
我慢
我慢....
駄目だ。荷物を残し急いで近くの吉野家に入る。
店に悪いので牛丼持ち帰り。急いで戻る。
荷物が置いてあれば大丈夫ではないかと思うかも知れないが、それは1番のトラブルのもと。
そんな思いをしてよく並んだ。

やがて二番目が来て、朝が来て、店員が来て、店に入って、時計を見ながらキーボードに軽く触れた店員の指先を見つめる
。そして10時ジャスト。
いつも息をのんだ。
現在はインターネットが普及し便利になったが味気ない。
殆どのものが利便性と大衆性をひきかえに奥深さを失う。
たかがチケット並びだったが実にスリリングな体験だったと懐かしく思う。

 

有楽町西武は年内閉鎖が決定した(2010年)。


池袋西武のこの階段はいつまで残るのだろう。

 

◆中島みゆきの初めての最前列、チケットセゾンに思うこと

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