チャラチャラしたスポーツ、と思ってた波乗りは、実際にやってみたら想像をはるか彼方に超えていた。
嫌がる私を従兄のお兄ちゃんの親友が無理やり海に連れて行った。
次の日は車の運転が出来ないほどの筋肉痛。
筋肉痛の具合は、雪かきの方がずーっとマシだわよ!って位。←その例えがみんなわかんねーよ!
器用貧乏だった私は、過去に何かに挑戦してみてそれほど難しいと思った事にぶちあたったものが無い。
思い通りにいかず、悔しくて悔しくて、毎日借り物の板とウエットを持って海に通った。
徐々に知り合いが出来、知れば知るほど驚いた。
中学校の頃の部活動なんてメじゃないぜ!って位のスポコンの世界、上下関係とか縄張りもうるせーし。
だけど、価値観や人生観がすごく変わったし、自然って凄いんだな、って改めて思った。
気が付いた時にはフライパンじーさんみたいな20代を過ごしてた。←そしてシミとシワだらけの30代・・・。
この間まで行ってた会社はダイビングショップだった。←あ、あたしは事務員ね。
波乗りで散々怖い想いをしている私にとっては、「沈む」という行為が非常にオソロシー事であり。
また更には波乗りでは理解したチャラチャラ系、という偏見がダイビングに対しては残ってて。
店長(道産子:8歳も年下 ブーーー!)と少し話す機会ががあったんだけどね。
その時にね、何故このショップを選んだのかとかそーゆー話になってさ。
彼は沖縄に来た頃、別のショップで働いていて、当時いた同じショップの人達はみーーーんなチャラチャラしてたんだとか。
毎日朝まで酒飲んで、器材のメンテだとか翌日のガイドの事なんか、これっぽっちも考えてない。
ゲストの命を預かる仕事なのに、これで良い訳が無い、ってずっとモヤモヤしてたらしい。
「俺はただ面白おかしく生きるために、親も全部捨てて沖縄まで来たのか?これは俺がやりたかった事なのか?何か違う!」
その想いが別のショップのオーナーさんに届き、そのオーナーさんの下で数年働いた後に今のショップに落ち着いたらしい。
実は私、そこのショップに勤務する前、あるブロ友さんに聞いたんだよね。
ダイビングショップってどう思う?って。
友達はあまりいい事言わなかったっけな。
店にもよるだろうけど、自分が前にガイドをお願いしたショップは、男性スタッフはホスト気取りだし、って。
この女性旅行客達は、俺のスマイルでリピート確定!!みたいな感じだった、って。
ハナモチナラナイ、って感じのスタッフが多いと思う、って。
正直、エーーーーーーーーーー!!!だった。
あたしが行ったショップは私に対して異様に腰が低く、それでいてみんな(一部を除く?)仲良くしてくれたけど。
(まー、あたしをゲットしても仕方が無いけどな。笑顔見せなくても毎朝タイムカード、がしょーん、しに来るし。)
他のブロ友さんにもそのショップのリサーチをお願いしていた。
そのブロ友さんのご主人がダイビングショップを経営しているからだった。
だけど思ったより面接から就業までトントンと話が進んでしまい、リサーチの結果を聞くことが出来ずに仕事に赴いた。
ショップの内情を知らずにお仕事を頂いたのだが、ここでもまた店長や他のスタッフ、そして管理職とのやり取りで、わずか2ヶ月でダイビングに対する偏見が無くなった。
だけどやはり、全部が全部、そんないいショップやスタッフばかりではないだろう、というのが本音。
実際、サーフィンだって丘サーファーは沢山いる。
日焼けサロンに通い、墨をいれて部屋に板を飾り。
海に行ったとしても、ルールを知らない、波に乗るどころか自分の板すら扱えず、沖にも出られない。
その点はダイビングはライセンスなどのしきり、があるので丘、のような事はやってられない。
だがしかし、サーフィンで死者が出る事は台風や大波、潮周りなど自然が関与する事が多いし、ルールを守らないヤツは簡単にぶん殴られて、二度とその地域で波乗りが出来なくなったり。
だから丘は丘のままでいてくれた方が、誰にも迷惑をかけずに済む、ってもんで。
ダイビングの場合は個人の体調やほんの少しの気の緩みなどで簡単に事故に繋がってしまう。
ガイドをお願いするショップ選びも、慎重に検討しなくてはならないと思う。
リサーチをお願いしたブロ友さんのご主人が、この度季刊誌を発行されました。
あたしが観光お勧め記事を書くとき毎度言ってる事は、ガイドブックに踊らされるな、って事。
ガイドブックに掲載されてる=人気がある、ではないよ。
何故かと言うと、会社は広告宣伝費、というお金を観光施設やショップが編集社に払って、記事を載せてるんだ。
勿論広告費だって、ページ割りや大きさによって値段も違う。
雑誌の真ん中あたりより、巻頭カラーだとか表紙の裏、背表紙の裏なんかがやっぱり高い。
大きく乗せてるところはやっぱり儲かってるって事もあるだろうけど、だからと言って優良企業だ、というわけでもない。
ネームバリューさえあればさほどサービスが悪くても客は付くだろうし、そうなるとロウコストで集客が出来る。
この度ご主人が出した季刊誌「沖縄ファンダイバー」VOL.1は、私が先に長々書いた事が、それぞれのショップオーナーさんの言葉で語られている。
ダイビングで沖縄を訪れるビジターは多いと思うけれど、HPやクチコミじゃ伝わらない、ショップ側の「本気」が見える。
ショップ選びには絶対的に役に立つと思う。
更にはこの季刊誌に参加されたショップは私が上で述べた「チャラチャラした」だとか「広告費を支払い、ガイドブックに掲載依頼をする」というものではなく、発行者が心から信頼をしている仲間たち、で作り上げられたものだという事だ。
そして読者から体験談や海に関わる小説の募集など、応募を募るページもある。
ライセンスを取得したゲストやダイビング100回目、200回目を迎えたゲストの記念写真なども掲載されている。
決して情報を与えるだけの一歩的な情報広告紙では無いと言い切れるだろう。
写真がやはりきれい。
海や海中生物の写真だけじゃなく、ショップオーナーやスタッフの表情を是非見て欲しいと思った。
満面の笑顔の中に見える静かな情熱や誇り。
目の奥深くには、遥か遠くを見つめているような、そんな写真が多数掲載されている。
きっとダイビングというのは想像以上に素晴らしく、そして終わりが無いものなんだろうと思った。
そして海というものは、何度潜っても、念願の店の主となっても、それでもまだ憧れ続けて行くものなのだろう、と。
発行者の熱い想いの伝わる、いい本です。
紙もコート90kg(110だったらごめん)クラスの立派な出来具合。
創刊号から頂いた私は本当にラッキーだと思ったね。
年に6回発行だってさ!!
本屋さんでは買えません。
定期購読は年間3千円だから決して高くないね。
ってよりむしろ安すぎじゃない?
これ、500円じゃ絶対に買えないだろーーーーーーー!!
ダイジョーーーブなのかーーーー!!!
年4回で充分だよ!1冊750円でいいよ!←オマエが決めるなよ(#゚Д゚)!!
沖縄離島への航路、空路の時刻表、暦なども付いてて便利!
間もなく発売のVOL2は、特集:沖縄離島ショップの想い。
プロが教えるお店選びのコツ。
シリーズ:サンゴを想う2008。
想いの詰まった、そして伝わる、素晴らしい出来上がりだと思います。
お申し込みは、こちら をプリントアウト後FAXをするか、もしくはメールで。
メールアドレス、FAX番号は申し込み用紙に記載されています。
ダイビングの経験だとかを記載する項目があるけれど、関係ないと思いマース。
シカトでOKだと思いマース。
だってさー、これから始めたい!とか興味あるけどよくわかんないもんな・・・って人には是非読んで欲しい1冊だから。
さて、そのブロ友さんとご主人・・・。
実名を出して良いのか了解を得るのを忘れましたので、敢えて今のところは伏せておきます。
だれだろーーーねーーーーー!!