今後20年で新たにがんに罹患する人の数は世界で70%(※)増えると言われています。サンパウロ大学の研究者たちは、ブラジルに生息するアシナガバチの毒に、健康な細胞を傷つけずにがん細胞だけを破壊する力があることを発見しました。その秘密は、この毒素が持つ性質にあります。がん細胞の細胞膜にある脂質だけを狙って攻撃するのです。
現在はまだ人を対象にした試験は行なわれていませんが、この発見によってまったく新しく、体に負担の少ない治療法が開発されるかもしれません。
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※出典:"Cancer Fact sheet N°297 " WHO
http://www.who.int/mediacentre/factsheets/fs297/en/(参照2016年4月)