「お酒を飲んで売上」は長く続かない
こんにちは 接客術スーパーバイザーREINAです
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こんな空は久しく見ていません
ホステス現役時代にこういう空を見るときは、残念ながら黄色く見えるんですよね
お客様は神様です!
・・・・・・なんて思っていなくても、わざわざお客様を不快にさせるような事態は避けなければなりません
が、私は結構(どころじゃないというウワサも)お客様にも毒を吐きます
仕事が忙しくて本当に久しぶりに会うお客様から、
「ちょ、ちょっと待て。久しぶり過ぎて免疫力が落ちてるわ、毒が強すぎる」
と言われることもあります
ある企業の社長さんは、私がオフの日の23時頃に電話をかけてきて、
「何時だと思ってんの、非常識!!」
と怒られたことがあります
夜の仕事だからいいだろうとか、ホステスだからいいだろうとか、客だからいいだろうとか、全然容赦しない私
未だにそのお客様は、
「こいつに迂闊に電話したら怒られるぞ!」
と言いながら飲んでます
お客様に毒を吐くには、吐けるだけの関係性を築いた上であることが大前提です
そして、吐く空気をしっかり把握しておくこと。
だれかれ構わずに猛毒吐いていたら、関係性を築く以前の問題になってしまいます
また、いくら許される関係性であっても、吐いていいときと悪いときがある
たとえば私と社長2人だけの関係の中では許されても、その枠をちょっと外れたら許されないわけです
お客様に毒を吐きましょう、というお話ではありません
ただね、自分のキャラを作り上げて演じても、必ずどこかで限界は来るし、何より自分がしんどいと思うんです。
しんどくないのであれば、またはキャラを作り上げることで仕事が順調にいってストレスになっていないのであれば全然OKです
だけどそうじゃない人は、わざわざ【違う自分】を作り上げる必要はないと私は思います。
たとえば色恋営業を強いられて、頑張って【女である自分】を売るためにキャラを作ったとしますね。
私も大昔にそういう時代がありました、10代のころです。
そのキャラをどれだけ好いてもらっても、仕事は全然楽しくなかったし、お客様を好きだとは微塵も思えませんでした。
仕事だからしょうがない、と思っていても、心のどこかで割り切れない自分もいて。
それをやめてから、ずいぶん楽になりました。
当然、作り上げたキャラの私を好きになってくれた人達は一時的に離れていきました。
確かにその分を埋めるのは大変だったし、取り戻すにも時間も労力も必要でした。
だけど今は、それをネタに笑って話せる。
「ちょっと、昔はあれだけ口説いてたじゃないよ、たまには口説きなさいよー」
「いやいや、あれは何かの間違いだ、疲れてたんだな~」
なんて
短期間しか働かないと決まった上でなら、キャラを作るのもいいと思う。
また、短期勝負で売上を!と思うなら、キャラ設定もいいと思う。
だけど長く続けていこうと思ったら、しんどいのは結局自分です。
何よりもそのお客様とずっとお付き合いを続けていきたいと思ったら、自然体で付き合っていけるほうがいいわけだし、そのためには【何が嫌なのか】を互いに知らないといけない。
どっちかが我慢してばかりの上に成り立つ関係は、ちょっとしたことで壊れやすいものです。
毒を吐け、とは言わないけど(笑)、人として付き合っていくなら壁はないほうがいいよねってことですね