壬生義士伝 上 (文春文庫 あ 39-2)/浅田 次郎

南部藩の下級武士が困窮から家族を救うため脱藩し、
新撰組に入り「人斬り貫一」と恐れられた吉村貫一郎の一生。
義と家族への愛と、新撰組という生業の中での葛藤と理不尽と
愛の複雑に絡み合う傑作。
涙なしでは読めない。
相当に辛い時代だったのだ。

改めて、現代は幸せな時代だと思う。