潜在数秘術マスターのみのりんです♥
数秘ナンバーをイメージする本をご紹介していきます✨
大川端奇譚/吉本ばなな
『とかげ』収録
とかげ (新潮文庫) Amazon |
これは、数秘でいうところの「11」の話しだと思う。
11は管。流れるもの。インスピレーションを表す。
たとえば、道、川。
この話には、11らしいモチーフが何度でも出てくる。
または、穢れと、無垢について。
それは、いつもともに立ち現れるのだということを淡々と教えてくれる。
どんなにけがれた中にも、ひとの美しさはあるし、
無垢なかがやきのなにかにも、みえない穢れは潜んでいる。
その一瞬の美しさを、やさしさを、大きな闇の中に、映していく。
よしもとばななの「予感」の描き方には、いつもほれぼれしてしまう。
彼女の書く「予感」が好き。
人は、どんなに強がってみても、
人生という大きな流れに、流されていくしかない。
でもその先にある希望を繊細に照らす。
大きな変革期の今の季節にとっておきの小説。