「ダークネス・ナイト」という邦題の映画を鑑賞したフヂヲ。
タイトルから、B級もしくはC級のかほりがプンプン。
ティム・バートンの「スリーピー・ホロウ」と関連のある作品、
と伺っていたのだが、
題材として首のない騎士が登場するという点が同じなだけの、
普通の不条理・ティーン・ホラーでした。
ま、きっと、首のない騎士という存在が、
日本でいえば、
トイレの花子さんとか口裂け女とかこっくりさんみたいなものなんだろうね、うん。
って、例えが古い・・・。
で、この映画は、
車でお出かけ中の若者グループが、
なぜか道に迷い、
なぜか間違った方向にどんどん進んでいってしまい、
なぜかどんどん自ら殺されていく、
というよくあるハナシ。
もちろん、ところどころ、突っ込みどころも満載なのだが、
こういう映画は、
あり得ない設定ですけど何か?
という開き直りの姿勢が大切なのに、
イマイチ振り切れてなかったかな、という感じ。
ま、そこら辺も含めて、突っ込みどころであって、
それが、面白い部分なのかもしれないんですけど。
ちなみに、最初に主人公たちが登場した時点で、
殺される順番、生き残るメンバーなどが、予想できます。
そういう予想をしながら見ると、楽しいかも、と思ったが、
自分でもびっくりするくらい予想通りだったから、
ちょっと拍子抜け。
映画の流れやオチを予想することに心血を注いでるヒトは、
見るべき映画かもしれん。
いや、簡単すぎるから、見ないほうがいいかもしれん。
ただ、世間から隔絶された町の住人として最初に登場するのが若い女の子(キャンディちゃん)だったから、
そこは、ちよつと、意外だったかも。
きったなくて臭そうな四輪駆動車(たぶん)から降りてくるのはきったなくて臭そうな男である、
というフヂヲの先入観を、
見事に壊してくれました。
フヂヲ、まだまだ、ジェンダーフリーにはなれそうもありません。
でも、特に美人な女の子も登場しなければ、
イケメンは1人も登場しないし、
お色気シーンも皆無に近い。
ま、キャンディちゃんの生着替えシーンはありますけど、無駄に。
最後のキスシーンは、無駄かつ謎、過ぎですけど。
ということは、
ティーンエイジ・ホラー・ムービーとして、
そこまで、普通、ではないかも。