先日、芦屋につぎのような命式をお持ちの方が来られました。
戊日、丑月生まれの身強で時柱に庚の食神が透干しています。
本命式で、この食神は用神になります。
この方は、ある紫微斗数の先生にみてもらったところ、これから最悪の運を迎える・・・と言われたので、ほんとうにそうなのかとわざわざネットで調べてわたくしのところに来られた方です。
わたくしは申し上げました。
田中「確かに、残念ながら欽天四化紫微斗数でみても、これからの大運の運気はあまりよくありません」
田中「でも、大丈夫ですよ」
田中「あなたには、福の神が付いていらっしゃいますから!」
お客様「福の神とは何ですか?」
田中「それは、天徳貴人、月徳貴人のことです」
さて、以前にもブログで天徳貴人、月徳貴人に触れたことがあります。
これは空亡などと同様、神殺星になりますが実際の看命ではみたほうがいいと思います。
面白いことに、上記命式では、天徳・月徳貴人になる庚が食神です。
「食神は福報之神」と言われる福寿星なので、その食神が時柱の上下にあり、かつ用神であれば、これでまず生涯生活に困るようなことはないと言えます。
食神は、漢字の語源通りで有り難い星ですね。
念のため、紫微斗数でみましてもやはり同様です。
文曲は、大貴人星、大蔭星であり、数ある紫微斗数の星の中でも福禄に関しては最高の星です。
それが、疾厄宮にあることは、常に大貴人星、大蔭星にご守護いただいている有徳の人と言えます。
また、父母宮より疾厄宮に向心力Aも入り、ご両親様から愛情、支援も厚く、かつ父母宮=福徳宮ですから、祖蔭、神明の加護も得られる人とみることも可能です。
命術は、単に命宮だけ、官禄宮だけ、財帛宮だけみていては、「木を見て森を見ず」の結果になってしまいます。
総合的にみていくことが大切です。
できれば、四柱推命と紫微斗数のようにふたつの命術でみれば、見落としはまずないと思っています。
そうそう・・・
想い出しましたが、わたくしがはじめて台湾台中の陳永瑜老師に出逢ったのが、2013年の5月です。
干支では、癸巳年、丁巳月。
子月生まれのわたくしは、「巳」が天徳貴人であります。
最高の五術の師に出逢えたのも、偶然ではなかったようです。
きょうもお読みいただき、有り難うございました。
芦屋占い処・占風鐸 代表 田中宏明
芦屋占い処・占風鐸
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