2019年5月15日(水)~16日(木)宝塚ホテルにて開催された鳳月杏ディナーショー『NEXT ONE』
そのうち、最終日の夜(千秋楽)の末席に座らせて頂きました。

大楽はあまりジェンヌさんは来られてなかったそうです。
少なくとも、一番後ろの見学者席には生徒さん皆無だったかと。
後方席でしたので、見学者席は見えましてん。

コメントで「生徒席?見学者席?って何?」と質問を頂きました。
私も詳しくはないのですが、さっくりと。

お食事を召し上がる場合、生徒さんもテーブル席に座られます。
明日海さんは今回、そうされてたと伺いました。

お食事を召し上がらず、ショーだけ見学する生徒さんは会場の最後方に椅子だけ並んだスペースがあり、そこでご覧になるようです。

友人によりますと、千秋楽は中井美穂さんがいらしてとか。
とても楽しんでいらしたそうです。
(席がお近くだったんですと)

曖昧な記憶に頼ったレポですので、ご覧になられた方のフォローお待ちしています。
科白はニュアンスです。
おはなしの順番が多少前後するかもしれません、ごめんなさい。


★NEXT ONE

開口一番の挨拶は、

鳳月「月組の鳳月杏でございます」

これで、プチショックを受けた花担は多いはず。

(はーい、はーい、ここに)
(隣席が月担さんで、開始前からグルグル)
(月担「やっと返してもらえた」)
(花担「あと半年、待ってくれよ…」)
(でも真面目な話、月への帰還はちなつさんにとって良い事かも…と思う気持ちも…くっ)
(その話は機会があれば、また)
(月担さんが喜んで下さる事も嬉しいです)
(花担としてはグルグルするけど)

続けて、NEXT ONEの意味を教えて下さいました。

次なる何か…つまり、新たな挑戦、新たな境地などを指しているそうです。

新たな恋と冒険に出かけるんですね、ちなつさん。
後半のMCでも、

鳳月「ほんの二週間前は花組だったので、『月組』と言い慣れてなかったけど、このディナーショーのおかげで慣れてきました」

…と笑いを取りつつ、ほんのり淋しい…。

鳳月「花組にいた時間は4年半と短いものでしたが、とても濃厚で大切な時間でした」

星組へと組替になった舞空瞳に向かい、

鳳月「組替した先でも、いいことがたくさんあるよ」

鳳月「なんなら、『舞空をよろしく』と星組へ言ってくる」

この、「ひっとんをよろしく」と星組へ仁義を切りにいく発言、二度ほど繰り返してました。
かなり本気度高かった ちなつさん。
ひっとんが可愛くて、本気で心に懸けているんですね。

鳳月「組替しても、ラーメンは食べに行こうね」
舞空「はいっ!」

唐突にラーメンデートの約束?
スタイリッシュなちなつさんと瞳ちゃんがラーメンって、ギャップ萌え〜〜♡

…と思ったら、マチネでラーメン話が出てきたそうですね。

ひっとんがラーメン食べて顔がむくんで以来、何年も食べてないと知り、ディナーショーメンバーでラーメン食べに行ったとか。

翌朝、瞳ちゃんの写メを確認したら、フツーに可愛かったそうで。
ちなつさん、「少しはむくめよ」…って、コンデュルメル夫人モード?…おぉっと(^◇^;)


★プレイバック・花男ちなつ

『NEXT ONE』大千秋楽MC最大の見せ場は、これでしょう。

真鳳「ちなつさんが演じてきた、あのシーンをもう一度みたい!リクエスト特集をしましょう!」

鳳月「千秋楽になってネタが尽きたから、『ちなつさんに何かやらせとけばいい』と思ったんでしょう?!」

真鳳「じゃあ、わたし(のリクエスト)から」

鳳月「まだ、誰もするなんて言ってないよ?」

…という抗議は完全スルーして進行していく花娘たち、強い。
何が強いって、ちなつさんに対する萌え心が。

『CASANOVA』のオープニング、異端審問で市民の男として男役群舞に参加していたことを指摘し、

真鳳「ちなつさんは女役(コンデュルメル夫人)をされてたから、男役群舞に加わっていることを知って、驚きました」

…と本気で驚いてました。
完全に観客目線のしょみちゃん。
そこで、腰を落としてひざまずき、バッと振り返る振付があるんですね。
それを再現してほしい!…と、しょみちゃん。

わかる、わかる!
私も異端審問では、市民の男・ちなつさんをロックオンしてました。
カサノヴァ様が登場したら、そちらも観ちゃうんだけどね。

軽くぼやきながら、歌いつつ(娘役さん達も一緒に歌いながら)完全再現。

娘役さん達+客席「きゃ~~~~~!!!!」

ひっとん(舞空瞳)も『CASANOVA』より。
コンデュルメル夫人(鳳月)とベネラ(音くり寿)のおねだり&お叱りシーンの再現をリクエスト。
ベネラを演じるのはもちろん、ひっとん自身。

舞空「あのぅ……ごはんは?」
鳳月「抜きに決まってるだろう!」

これまた、娘役たちと客席大喜び!
ちなつさん、性転換も自由自在!!

なっちとえみちゃんのリクエストが記憶混同しがちで、ごめんなさい。
どちらかが、『ポーの一族』のクリフォード医師をリクエスト。

クリフォードと婚約者ジェイン(桜咲彩花)の出会いを回想する歌がありましたよね。
「ドアを開けたら、そこにクリフォードが立っていて…」のくだり。

あそこで、クリフォードは扉枠に腕をかけながら、ドアベルを押す、なんとも気障なポーズをしますよね。

言い出しっぺのなっちかえみちゃんがジェイン役ですが、

鳳月「ドアは?」

ドア役がいるんかい!!

…でも、ドア役になったら、ちなつさんが見れない!!
…という事で、本気のじゃんけん。

負けたのは、なっちかえみちゃんでした。
ドア役ですが、ぱたんと開いた後、すぐさま振り向いて、鳳月クリフォードが見えたそうです。
すごいね…!
愛だね…!!

その後、観客席に向けて、もう一度やってくれました。
その時の扉役はひっとんが進んで務めてくれたのでした。

…そして、ひっとんも素早く振り向いてました。(さすが)
動体視力すごそうだよね、ジェンヌさん達。

もう一人、もうひとネタ、何だったかなぁ??
ちなつさんが、そのポーズを再現するにあたり、最もナイスな視点(舞台上手)へと全員がダッシュして異動してたんです、たしか。

思い出したら、書き加えますね。
ショーネタだったような気がします…。
うぬぬぬぬ…!!

そんなこんなで、娘役さん達が真剣にちなつさんを愛していて、己の欲望に忠実にちなつさんにアレコレ再現させまくるという、愛しすぎるがゆえに、ちなつさんを翻弄しまくっていました。

最終日だし、組替しちゃってるしで、「今しかない」感がひっしひしに伝わってきました。

面白さ以上に、切なさが根底にあって。
だから、ちなつさんも全て希望を叶えていたのでしょう。
ほんまにね、一人一人ハグしたら良かったのに。

(ハグしたいとは誰も言わなかったけど、絶対に喜ぶって!!)

ちなつさん、しみじみと喜びをかみしめていらっしゃいました。
会場全体に「ちなつさん大好きオーラ」が漂ってました。

ほんま、定期的に開催してほしくなります、これは。

(定期開催希望は、えみちゃんかなっちの発言でした)
(前回の感想レポから引っ張ってます)

ちなつさんは月組へ、ひっとんは星組へ。
残された花組生の方が淋しかったりするんですよね…。

月組+花組+星組の合同ディナーショー。
とても珍しい形のイベント。
参加した誰にとっても、思い出に残る夢のようなひとときでした。


▽夢見心地のディナーショーでした
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