若き王者 | ぐれぞー@信州

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海が無いけど海は好き。
でもやっぱり「信州」が一番。
そんな田舎者が綴る日記です。

今日は珍しくF1ネタで。
とはいっても、最近は昔のようにコアなファンでは無くなっていますのでおいらの思い入れみたいな記事になってしまいますが。

つい先日の某大学野球でW大の斉藤投手が
「皆さんが『僕に何かを持っている』とおっしゃいますが・・・」発言がありましたよねー。

おいおい、F1ネタじゃねーのか。

まーまー、そう焦らずに。(´・ω・`;)

世の中でトップと言われる方たち、どこか輝いている人たち、あるいは出来事に『何か』ってありますよね。

先程の斉藤君
ゴルフ界では石川の遼くん。

F1界でも今年一つの星が生まれました。

セバスチャン・ベッテル

開幕3戦目で勝利したもののその後はチームメイトであるウェバーの方がよい成績。ベッテルはいろんな不運に見舞われてしまいました。
後半戦に入り各チーム熟成が進み、アロンソ、ウェバー、ハミルトン、バトンらと、誰でもがチャンスを狙える事態になりました。
最終戦。ファンの方たちはアロンソ、次にウェバーかな。誰もが想像している中でスタート。
まさかの彼らの失速の中、自分の仕事をきっちりとこなしベッテルは弱冠23歳にしてワールドチャンピオンを手に入れる事が出来ました。

2008年、この年はフェラーリのマッサが不運に見舞われ十中八九確実視されていたチャンピオンの座を手に入れられませんでした。
2009、昨年は逆にベッテルが手に入れられそうで逃してしまった。

話をかなりさかのぼり、1988年。
この年は歴史に残るスーパースターの誕生。
第2期ホンダ全盛期の2年目です。

1987年、ホンダエンジンを手にしたロータスはアクティブサスに手を焼き、同じくホンダエンジン搭載ですがオーソドックスなスタイルのウィリアムズが圧勝。
ピケがチャンピオンに。
ただこのピケも楽に3度目のワールドチャンピオンを手にしたわけではありませんでした。
僚友のマンセルの猛追もありましたし、サンマリノではタンブレロでクラッシュ。
決勝を走る事も出来ませんでしたし、シーズン中この後遺症で不眠の日が続いたとも言われています。

この年に悔しい思いをしていたもう一人の若者。
黄色のロータスに乗っていたのが

アイルトン・セナ

翌88年にはホンダの後押しであの(?)プロストとマクラーレンに乗ることになります。
開幕してビックリ。!!!!!!!!
なんとプロストとセナのコンビのマクラーレンは16戦中15勝。
絶対的な速さを誇るセナが初のワールドチャンピオンを手にしたのでした。

と、ここで取り逃がした1戦。
イタリアグランプリです。
セナはいつものように独走状態。2位のプロストとの距離をコントロールしてレースを続けます。

あの「シケイン」までは。

この日欠場のマンセルの代役が乗ったウィリアムズとシケインで接触。
マクラーレンとしては全勝優勝のオマケつきのワールドチャンピオンをふいにした瞬間です。
かのエンツォが亡くなっての初のイタリアグランプリ。
この事件でベルガー、アルボレートの1-2で花を手向けた形となりました。

こうして振り返ると、やはり『何か』を感じさせる人や、出来事ってあります。

今年ワールドチャンピオンになったベッテル。
まだ23歳ですよ。
周りにいる23歳、(失礼!)いや自分が23歳だった頃を思い出してみてください。
あり得ないですよね。

今後がすごく気になる彼です。

ま、こうやって偉そうに書いているおいらには『何か』なんてかけられもないですが。
持っているものは おなかのお肉・・・


ほっとてくれ。