今日10月22日は、国際吃音啓発(International Stuttering Awareness Day, ISAD)の日です    
さて啓発デーといば・・・
毎年4月2は国連が定める「世界自閉症啓発デー」があるのはご存知でしょうか?。
 これを受けて、日本の厚生労働省と関係団体が協力して4月2日より一週間を「発達障害啓発週間」とし、自閉症だけでなく発達障害と合わせて啓発していく取り組みが行われています。

NHKの番組でも、この期間に発達障害の特集を組んで発達障害の啓発に力を入れてくれています。



そう!
吃音もこのように、国をあげての取り組みが行われる日がくることを願っています。  現在、吃音の啓発は、全国の自助サークルが奮闘していますが、国や行政としての取り組みには至っていません。

 未だに吃音症としての認知度は低く、案外深刻な問題であることはほとんど知られていません。  

吃音は、当事者だけでなく当事者を取り巻く社会が吃音を知る事で、 当事者の生き易さにつながっていきます。  吃音の生き難さについて社会の問題として取り組まれる必要があるでしょう。

啓発が進むことが望まれます

吃音啓発の日_表

吃音啓発の日_裏


国際吃音啓発の日のチラシ裏面を文字に起こしてみました。
読んで頂けたらうれしいです ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
吃音とは、「きつおん」と読み、なめらかに話せないことです。
主な症状 同じ音を繰り返す(連発):お、お、お、おかあさん
音を引き伸ばす(伸発) :おーーーーーおかあさん
音が出てこない(難発) :・・・・・・おかあさん  

 吃音には、このような言語症状のほかにも、なんとか声を出そうとあまりに顔や力が入ったり、不自然に顔面や手足が動いてしまったりする「随伴運動」や、吃音があるためにコミュニケーションがうまく取れないと感じ、人と接することを避けがちになってしまうなど、心理面でも二次症状が生じることから、吃音がある人たちは、表面的な症状の重さにかかわらず、日々「生きづらさ」を感じながら生活していることが少なくありません。

 しかし、吃音の症状には波があり、なめらかに話すことができる時期や場面もあるため、非常にとらえどころがなく、これまで単なる癖や、精神的な問題だと誤解されてきました。近年では、吃音の原因について多くの分野の研究者が解明に取り組んでいることから、かつて言われていたような「親の育て方のせいで吃音になる」という考え方は支持されていません。しかし、依然としてはっきりとした原因は分かっておらず、それゆえに確実な治療方法も確立されていないのが現状です。  また、吃音に対する社会的な認知度・理解度は未だに十分とは言えず「緊張しているからどもる」、「わざとやっている」などの誤解や偏見が、吃音がある人たちにとっては大きな悩みのひとつになっています。

  1966年に東京で発足し、現在では全国34箇所に活動拠点を持つ私たち」言友会(げんゆうかい)」は吃音の当事者団体(セルフヘルプグループ)の立場から、吃音を持ったままでも学んだり、働いたりできる社会の到来を願い、そのための啓蒙活動を続けてきました。  吃音は、本来ならば「ことばがなめらかに出ない」ことに過ぎないはずなのにもかかわらず、そのせいで、学校に行けない、仕事に就くことができない・続けられない人たちがいます。これは、もはや個人の問題ではなく、社会にとっての損失ではないでしょうか。

  吃音がある人は、全人口の約1%と言われています。もしかしたら、家族や友人、同僚など、あなたのすぐ側にも、吃音で悩んでいる人がいるかも知れません。だからこそ、吃音を自分とは無関係の「他人事」と思うのではなく、みんなで取り組むべき「社会の課題」として、ともに向き合っていく「当事者」の意識を持って欲しいのです。私たちは、今このチラシをご覧の皆さんと一緒に、誰もが尊重されながら生きることができる社会の実現を目指していきたいと考えています。  ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

国際吃音啓発の日だから、 一人でも多くの方に知ってもらえたら嬉しいです。




それでは読んで下さってありがとうございます




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