車椅子に乗っている夫と
4歳の優しい息子くんとの
日常を綴っています
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今までの一緒に過ごすことが月に数日のイベントから
生活に変化した我が家。
りょーたくんがいる間は常に介助者がいる生活です。
もともと家に来客が多いのは好きなタイプで、
りょーたくんの強い意思のもと最初のデートから常に介助者がいるスタイルで、
そしてシェアハウスでの他人との暮らしという経路をたどってきた私ですが、
24時間他人(介助者)がいる生活は
やっぱりシェアハウスで他人といえど大好きな友だちと暮らしていることと、
入れ替わり立ち替わり色んな男性が常にいることは緊張度とか、気の使い方が全く違うなぁと感じます。
介助者さんはりょーたくん、私、息子くんの3人らしい生活が送れるように私たちの生活を理解して、支えてくださってるので本当にありがたいのですが、
介助者さん一人ひとりに個性があるから部屋の中の空気感もそれぞれで変わるし、
介助のテンポも違います。
もちろん人間だから、得意なこともあれば不得意なこともある。
よく入ってくれて慣れている人もいれば、月に1回しか入らないから慣れていない人もいる。
そんな中でその日の介助者さんによって生活のことを微妙に調整しながら暮らしているのも事実なのです。
本当に少しのことなのですが、
それが「介助者さんに合わせて生活してる」ように感じてしまって自分の赴くままに動きたいタイプの私は少し窮屈に感じてしまっていました。
でも、昨日気付いたことがありました。
数日前かな、
「あーーー一緒にお風呂入りたいなぁ」
「入りたいよねぇ」
「どうやったら入れるかなぁ」
なんて会話をしていた私たち。
今までの2年間、一緒にお風呂に入れたのは
初めてのデートで貸切家族風呂があったホテル温泉での1回だけ。
(これもサラッと段取りしてとか書いてるけど、
そのためのグッズや、介助者に来てもらうタイミングや、どんな風に手伝ってもらうか、、めっちゃ考えに考えて入ったんです😂)
普段の生活だと息子くんもいてなかなか時間がつくれないこともそうだし、
お風呂が間取り的におうちの真ん中らへんにあるのでやっぱり介助者さんが家にいる状態では恥ずかしくて、入りづらくて、、。
入りたいなぁと言いつつ実現していませんでした。
でも、りょーたくんが昨日、
「ひーちゃん、28日の夜勤〇〇さんだからひーちゃんにお風呂入れてほしい♡」
と。
〇〇さんは、気配を消せる能力がある人(これは本人が意識してるわけではなく、天然物のそういう空気を持った人)なので、デートのときも2人でいるような気分にさせてくれる、
私たちがこっそり
「デート介助の神😇」
と呼んでる介助者さんなのです笑
お付き合いして最初の頃は頻繁に介助に入ってましたが、今では数ヶ月に1回しか入らない超レアキャラ。笑
そんな〇〇さんが来るー!とのことで、りょーたくんからの提案でした。
私はもちろん「まじで?!入ろ入ろーーーー♡♡」とふたつ返事🎶
とーーーーっても嬉しい気持ちに。。♡
それと同時に、もし一緒に入れるのが当たり前のことだったらただ一緒にお風呂に入れるだけで、
こんなにも嬉しい気持ちになれたかな?って考えたら、
なかなかできないからこその、このなんとも言えない嬉しい気持ちなんだと気付きました。
「りょーたくん、
なんだか不自由な気持ちにもなってたけれど、
こうやってその日にしかできない楽しみをつくりながら生活していくのも楽しいね」
「そうだね。
ひーちゃん、すてき」
「りょーたくんの姿、いつも見てるからだよ✨」
と私。
りょーたくんは自立生活センターの代表という立場で、介助者を育てるという仕事もあるので常に新人さんが研修で介護に入ってきます。
そして「自立生活センターでの介助」というお仕事に慣れるまでりょーたくんのもとで介助していきます。
だから、新人さんのときは家に帰ってもお仕事が続いているような状態なのです。
お付き合いする中で本当にいつも違う介助者がりょーたくんのところには入っていました。
そして、この人も慣れてきたんだなぁと私が思う頃にはその人は別の利用者さんのおうちへ。
次会いに来た頃はまた別の新人さんがりょーたくんのところにいました。。
それは、人の手を借りて生活しなければならない障害者にとって本当に大変なこと。
普段からその都度指示はするけれど、自分の身体を知っていてくれて、どんな介助なのかを知っている人が介助に入るのと、
まだそれがわからない人が介助に入るのでは気の配り方、気の使う時間が全く違うからです。
そんな中でも、
りょーたくんは本当にどんな介助者でも、その人の良いところをみつけて穏やかに生活しています。
私だったらイライラしそうって思う時がいっぱいあるのに・・・😂
まじで菩薩に見える時ある…笑
そんなりょーたくんを今までずっと見てるからこそ、私も受け止めて穏やかに生活しよう、と思えるのです。
もちろん、まだ慣れなくていっぱいいっぱいにもなるけれど。
(私とりょーたくんだけだったら到底息子くんにさせてあげられない経験。)
プライベートでの時間で、息子くんが好きなポケモンガオーレの前を通りかかったときに息子くんのためにやろうかと考えてくれた介助者。
そろそろピアノを習わせようかと話しているときに
「もしれんくんがギターやりたいって言ったときはいくらでも無料で教えますよ〜!」って言ってくれた介助者。
「介助者に合わせて生活している」
そんな風に窮屈に感じていたけれど、でも考え方を変えれば、
息子くんと遊ぶのが上手な人、
器用で、色んな修理をちょちょいってできる人、
お掃除が上手な人、
お皿洗いが上手な人、
パッパと色んなことを早くやってくれる人、
ひとつひとつが丁寧な人。
色んな介助者がいて、我が家の生活も彩られているのだと思いました。
大変さもあるけれど、
楽しみも、豊かさもいっぱいある。
3人らしく生きていくことはもちろんだけど、
3人では開けられなかった扉を、たくさんの人の力をかりて、開けていこうね
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