先ほど、娘とテレビを見ていると、玄関のインターホンがなりました。

宅配便かな？と思い、玄関までかけていき、扉を開けたら、
若い男女のカップルが、口から血を流して倒れているおじいさんを
心配そうに見ていました。

うちのおじいさんだと勘違いしたようで、インターホンを鳴らしたようでした。

結構な出血量で、おじいさんの服は赤くなっているし、
若い男の子と救急車を呼ぼうと言うと、おじいさんは迷惑かけるからと遠慮します。
すでに男の子が携帯電話で１１９番してくれました。
場所を連絡するのに、男の子の携帯を借りて、うちの住所を告げると、
『○○さんの家の前ですね。』と救急隊の方もすぐに理解していただき、
待つこと5分も無かったかな…救急車がやってきました。

その間に、若いカップルは、うちの隣のマンションのおじいさんの部屋に行ってくると
マンションに上がっていったのですが、上がって行ってしまったあとでおじいさんが
一人暮らしだと分かりました。
彼らが戻ってきた時に丁度救急車が到着。。。
おじいさんは担架にのって、救急車に乗せられました。

若いのに、見過ごすことなく、倒れているおじいさんを介抱し、間違っていたとはいえ
うちのインターホンを鳴らしてくれたのは、本当に感心しました。
女の子も、私に、『違っていたのにピンポンしてすみませんでした』と丁寧に謝ります。
いえいえ。。。
こちらの方が心温かくなって、偉いな～～～と本当に感心しました。

救急車を見送った後、その場にいた若いカップルと、通りすがりのおばちゃんと、
お互いにお礼を言いあい、おやすみなさいとご挨拶をして別れました。


そのあと、家の前の路上にたまっていたおじいさんの血を娘が3回、バケツで水を流して
綺麗に洗ってくれました。


男の子のまなざしの光っていたこと、女の子の素直でやさしい態度。
きっと二人は幸せになれる。。。
久しぶりに感動の涙がウルウルでした。