皆様お久しぶりです。HARDGATEにてオープニングDJを勤めているBishamonです。

 

この記事では、HARDGATE 06のSPゲスト、インダストリアル好きな私が特に大好きなアーティストの一人である「Ophidian」についてご紹介していきたいと思います。 

 

 

【概要】

 

「Ophidian」 

Ophidianは1998年より活動を開始したオランダハードコアプロデューサー。今回のもう一人のゲストであるRuffneckが運営するレーベル「Enzyme Records」から主に楽曲のリリースを行なっています。卓越した技術に裏打ちされた実験的で繊細でありながらハードコアな楽曲は他に類を見ない唯一無二の存在!そんな彼が、所属レーベルオーナーであるRuffneckと共に初来日!!!

 

 

Ophidian - Abandon

無骨で実験的なインダストリアルスタイルなハードコア。しかしそこに加わる彼の最大の特徴の一つである美しいシンセ/ピアノの旋律は、彼の無限に広がり続ける退廃したノスタルジックな世界観を十二分に表現しています。

 

ライブ映像 @ QORE 3.0 2011 (*全画面推奨)

ダンスミュージックの枠を超えたOphidianの音楽性とライティングの演出はまさに彼独自の世界を創造しています…!

 

 

 

【来歴】

彼の経歴を辿っていきましょう。

 

5歳の時にピアノを習い始めた彼は、11歳の頃にはカセットレコーダーを用いてキーボードの重ね録りを行い楽曲制作を始めていました。1995年頃にオランダではハードコアが大流行し、その影響を受けて自身もパソコンで本格的に作曲を始めます。

 

1998年、彼はハードコアの黎明期から活動を続ける「DJ Ruffneck」へ4つのトラックが入ったデモCDを送ります。DJ Ruffneckはすぐさま彼に自身が運営するレーベル「Gangsta Audio
visuals」
「Supreme Intelligence」に加入しないかとオファーし、Ophidianはそのレーベルに16歳で参加した最も若いアーティストとなりました。2001年、先のレーベルの後身であり、2017年現在でもリリースを絶やさない「Enzyme Records」へ加入、自らの作曲技術の向上のためユトレヒト芸術学校にてミュージックテクノロジーの研究を始めます。2003年には自身初のソロアルバム「Blackbox」をリリース。実験的で型に縛られず画期的だったこのアルバムは、現在でもカルト的な伝説となっています。

 

2004年、Ophidianのブレイクはここから始まります。

先のアルバム「Blackbox」に収録されていた楽曲「Butterfly」をリミックスした「Butterfly VIP」が大ヒットし、世界中のパーティでプレイされ多くのMixCDに収録。2005年にはアルバム「Betrayed By Daylight」をリリースし、「Angel」や「The Middle Childlen」などがヒット。また、この年にはRuffneckと共にさらに実験的なインダストリアルハードコアを求めるレーベル「Meta4」の運営を開始。"このときから自らの使命を明確に捉えることができた"と振り返っています。そこから彼の人気は急激に加速し、2008年「So Many Sacrifices」, 2008年 「Lenny Dee - Forgotten Moments」のRemix、2010年「Abandon」、2011年「Inception By Sound」などを次々とヒットさせ、2012年には多くのアーティストとのコラボレーションアルバム「Between The Candle And The Star」をリリースします。その後も2013年にはHardshock Festival、2014年にはGround Zeroなどのハードコアフェスのアンセムを担当しOphidianの地位と独自性は確固たるものになりました。

 

最近では、今年2017年の2月には日本語をサンプルし特徴的なMVが話題を呼んだ「Love Is Digital」をフリーリリース。同年6月にはOphidianの世界がこれ以上ないほど凝縮されたトラック「Running On Empty」がリリースされ反響を呼んでいます。そして2017年10月、HARDGATE 06にて、所属レーベルオーナーであるRuffneckと共に初来日を果たします!!!

 

 

 

それでは来歴に出てきたトラックをざっと紹介!!

 

【楽曲紹介】

 

※ウィンドウの左上より曲が選べます! 

1. Butterfly Vip (2004)

2. Angel (2005)

3. The Middle Children (2005)

4. So Many Sacrifices (with Ruffneck, 2007)

5. Sinapse (Ophidian Remix, originated by Meccano Twins, 2008)

6. Forgotten Moments (Ophidian Remix, originated by Lenny Dee, 2009)

7. Black Sun (with Tieum, 2010)

8. Qotile (2010)

9. Abandon (2010)

10. The One (with Tymon, 2011)

11. Inception By Sound (2011)

12. Monster (Ophidian Remix, originated by AK Industry, 2013)

13. The Void (with Minckz, 2013)

14. The Last Great Overdose (Ophidian Ver, originated by The DJ Producer, 2015)

15. Love Is Digital (2017)

 

Running On Empty (2017) NEW!!

 

 

 

さて、熱が入っていつもより長めに書いてしまいましたが、ここまで読んで(聴いて)下さった皆様にはOphidianの魅力が十二分に伝わったのではないでしょうか。

 

しかし!彼の世界を100%感じることができるのはやはりライブ!!前回に引き続きclubasiaにて開催されるHARDGATE 06で、余すことなくハードコアを楽しみましょう!!

10/8(Sun.) clubasia(Shibuya, Tokyo)にてお待ちしております!