Everlasting | もしも君が迷ったなら

もしも君が迷ったなら

思いついた言葉を詩に。思いついたストーリーを小説に。

ずっと一緒だと 絡めた小指
離れないようにと 交わした約束
季節が変わる度 貴方の心離れて
置き去りにされた 私の心

『愛してる』と囁く声 今はただ虚しいだけ

旅立つ貴方の背中 引き留めることさえできずに
涙に明け暮れた 貴方の居ない部屋
きっともう逢えないと 頭では分かっているのに
貴方の面影捜す 一人きりの冬の街

あの日交わした 最後の口付け
零れる涙拭う貴方はもういない

貴方と見た景色全て モノクロになってゆくだけ

立ち尽くす私の隣 すり抜けて行く人波
降り注ぐ雪の中 ただ貴方を待ち続けた
もう来ないと知ってても 貴方の残像ちらついて
旅立てないままの私 雪だけが慰める

きっともう逢えないけど 貴方のこと忘れないから
今だけは涙流して これからは前を向くよ
貴方との思い出を 胸の奥にしまって
「さよなら」「ありがとう」 私の愛した人