鋭く、細く | もしも君が迷ったなら

もしも君が迷ったなら

思いついた言葉を詩に。思いついたストーリーを小説に。

鋭く、細く 輝く月が


爪を立てて引っかかれた心の傷のように見えた。



塞げない傷口が ただ広がらないように


毎日を過ごすことしかできない。


臆病だと分かってる。


あの月が再び丸く綺麗に輝くように


いつか僕も傷を治すことができるんだろうか?