鋭く、細く鋭く、細く 輝く月が 爪を立てて引っかかれた心の傷のように見えた。 塞げない傷口が ただ広がらないように 毎日を過ごすことしかできない。 臆病だと分かってる。 あの月が再び丸く綺麗に輝くように いつか僕も傷を治すことができるんだろうか?