「ゴジラ−1.0」旧日本軍の兵器が沢山登場 | 同床異夢

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 11月3日から公開されている「ゴジラ-1.0」を観賞してきました。

とても面白い作品だった。

日本軍ミリオタの人には、超お奨めです。

 

 前作の「シン・ゴジラ」が日本政府の笑い事ではない、パロディのような要素を持ったとてもよい映画でだったので、「シンゴジラ」を越える

「ゴジラ」映画はもう出てこないのではないかと思てっいたが、山崎貴

監督は良い意味で、私の期待を大きく裏切ってくれた。

 

ここから、少しネタバレが入るので、観賞しようと思っている人はこの先読まないで下さい。

 

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細かいディテールは置いておいて、私が最も興奮したのは、大東亜戦争時代の日本軍の兵器が沢山登場した所である。

 

オープニングは零戦52型の特攻機が登場し、それで終わりかと思うと、

重巡洋艦「高雄」駆逐艦「響」「雪風」などが登場する。

 

この3隻は、本当に終戦が終わっても生き残った軍艦である。

特に雪風は、大和の沖縄特攻作戦に参加して生き残った船だ。

宇宙戦艦ヤマトでも、古代守が艦長の船でその名が登場する。

「高雄」も戦艦好きの人達の中ではかなり有名な船である。

 

また、幻の戦車である、四式中戦車も一瞬だけだが登場する。

四式中戦車は本土決戦の為に量産体制が整えられていた時に終戦となった。実際には試作車が2輌しか作られなかった。

(今回の映画での1シーン)

 

そして、登場時間が最も長かったのが、幻の局地戦闘機

「震電」である。この機体は実際に2回のテスト飛行が行われた。

そしてジェットエンジンを搭載する計画もあった機体でる。

 

主人公がラストシーンでゴジラと対決する時に登場する。

(福岡県にある大刀洗平和記念館には実物大「震電」の模型が展示されている)

(ジェットエンジンの搭載も計画されていた 震電)

 

このように、日本軍の兵器がCGとはいえ、沢山でてくるということは、山崎監督は日本軍に詳しくリスペクトしているように思えて、とても嬉しい。時代背景のこともよく理解されていることが、映画をみていてわかる。ミリオタには、それだけでも観る価値のある映画だ。

 

また、この映画を観ていると、しばしば怪獣映画であることを忘れ、

歴史映画をみているような錯覚に陥ることがある。

しかも、現在では忘れ去られようとしている。

男達のドラマが描かれている。

昭和の普通の男達がほんとうに格好がよい。

 

現在の日本の男達に『こうあってほしい』と、訴えかけているようにも

思える。

今までのゴジラ映画とは違った切り口で作られている所がとても新鮮だ。

日本軍の兵器だけではなく、日本の男達の活躍を観たい人には、是非見てほしい。「沈黙の艦隊」も面白かったけど、それ以上だった。

 

 

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