mizukiさんに薦めていただいた上橋さんの「狐笛のかなた」、ようやく読了しました。
ずっと前から、近所の公民館併設ミニ図書館で、散歩のついでに少しずつ読み進めていたんですが、急に貸し出し中になってしまい、なんと1か月も延々と貸し出し中。先日ようやくゲットして、続きを読みました。
よかったです。
「精霊の守り人」と同じ世界観ですね。
「守り人」のメインキャストは人間でしたが、こちらは精霊の世界とつながる力をひめた少女と、呪者にしばられる霊狐(精霊)が主人公。
少女のいたいけな可愛さと、霊狐の少年らしいピュアな思いが、心に染みました。
ハッピーエンドになってほしい!なってくれ!と気を揉みました。
そう思わせるのは、小説としてすごいパワーですよね。
最後の場面、ほんとに美しかった。
うっとりでした。
そらまめさんに薦めていただいたサトクリフとリンドグレーンも、とりあえず一つずつ読みました。
サトクリフの「第九軍団のワシ」。
ドラマとしても面白かったし、ローマ時代のブリテン島(イギリス)のことがわかって勉強にもなりました。
(ただ、辺境の民の思いに作者が寄りそいながら、主人公はあくまでローマのために働いてそこから踏み出さないのが、ちょっと残念な気もしました。でも当時のリアルからすれば、これ以上はかえって非現実的になってしまうかもです。……読み方が浅いと、そらまめさんに怒られそう(・Θ・;))
リンドグレーンの「長くつしたのピッピ」。
ぶっとびですね。
奇想天外、破天荒。
こんな女の子の設定を、よく思いついたなと感心しきり。
こまかいセリフにも、発想のおもしろさが満載。
長く人気がある理由がよくわかりました。
公募の方は、頭がひからびた感じで、なんにもアイデアが浮かびません(´・ω・`)
TOBE「かさ」も、JXエネオス「100万円」(笑)も、脳みそがカラカラと空回りするばかり。
しばらく休養期間かも、です(;´Д`)
川柳をぼんやり考えながら、BookOffで買いためた推理小説をひたすら読もうかな。