4月にパリのノートルダム大聖堂が焼けました。

それはそれは信じられない映像でした。

 

 

約30年前に拝んだ大聖堂は火災とは無縁のものに思えました。

中に入った時の”ひやっ”とした空気と

柱は細いけど石造りの”硬さ”がそう思わせるんでしょう。

 

しかし実際は屋根は木組みでできてて

煙突効果なのか早々に崩れる尖塔にショックを受けました。

しかも映像では足場が架かってて

 

「どう見ても工事中ですやん!」

 

建築屋には”さぶいぼ”出まくりの衝撃映像でした。

 

 

つい先日も祇園花見小路で料理屋が焼けました。

それはそれは信じられない映像でした。

 

この近所の路地の奥で飲んだことはあります。

でも誰も遊んでるときに火事なんて考えませんわ。

狭い路地だって地下だって気にせず行きます。

 

しかし所詮木造の町屋です。

しかも軒を連ねる伝統的な京町家。

火災が発生すると手が付けられないほどになります。

 

 

そして今日、

火災による歴史的大惨事が起こりました。

それもすぐそこ六地蔵で、です。

ちょーど14日(日)に打合せしてたマンションのすぐそば!

 

 

私も中学校の美術部で短編アニメを作って新聞に載った男です。

なんとなく仕事場の様子はわかります。

連続テレビ小説にあるようなあんな片付いた空間ではないはず。

まるで雑誌の編集室のように

いろんなものが雑然と置かれていたはずです。

 

そんなんに灯油かなんか撒かれたらひとたまりもありませんわ。

 

建物の構造を見たら

回り階段が3階まで貫いてる大空間のプランのようで

一気に火が回ったんでしょうか。

 

でも、でも、誰も火事なんか想像して働いてませんわ。

しかも、放火による爆発的な火災など夢にも思いませんわ。

みんな普通に必死に働いてたんだと思います。

 

あの窓から噴き出す黒煙・・・

”さぶいぼ”を通り越して涙があふれる衝撃映像でした。

 

 

そして当社は現在、

集合住宅の火災復旧工事を開始したとこです。

 

 

ここ数日キッツイ臭いと戦い

本日煤払い清掃を行いようやくスタートラインに立った感じです。

 

  仮設工事の最中に漏水騒ぎを起こしてしまい

  住人の方に大迷惑をかけてしまいました。

  誠意を尽くす他ありません。

 

火災の現場を目の当たりにし

改め火事の怖さを思い知る今日この頃です。