皮膚の乾燥・湿疹 オロナイン軟膏 | 代替医療師Vanillaのブログ

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健康でいるのも、きれいでいるのもあきらめたくない! シンガポールにて、日々精進。

先日 肌の乾燥対策のための

クリームの塗り方を シェアしましたが

これ→ 乾燥している冬 皮膚疾患の乾燥に!

この投稿のときに FBのほうでのコメントに

オロナイン軟膏とローションをまぜて 塗っていた~

と、いう方がいらっしゃいました 目

こういうコメントは 本当に参考になるのです

なるほど、こういう風に使っちゃう人も

いるんだよなぁ 。。。。と 知ることができるっ


どんな 処方薬も いわゆる市販薬 と言われるものもですが

どういう成分で 何に対処するべく 利用するのか

ちゃんと知ってから使うのは 基本ですょ


メリットだ デメリットだ とかいう 以前の問題ですぅ


どんな薬も まずは 症状がなければ 使ってはなりません


また こういう薬を 使い過ぎることで 

自分のカラダの免疫の働きに 必ず

なんらかの影響を及ぼすことも 知っておいて欲しいのです


さて オロナイン軟膏を参考にしてみましょうか

オロナイン軟膏を おもちのかたは 箱の中に

一緒にはいっていた 使用説明書とやらを 見てみてね

人によっては 見ることもなく 捨てちゃう。。。あせる


これ→ オロナインH軟膏

1953年発売です。まぁ なんと 60年っ

当初は「オロナイン軟膏」でしたが「オロナインH軟膏」に

少し改名されていますわね

内容成分的には 改良も行われているようですが

基本的には ほぼ かわっておりませぬっ 目

.
オロナイン軟膏の そもそもの使用目的はなんだろうね

主成分は「クロルヘキシジングルコン酸塩」

以前は「グルコン酸クロルヘキシジン」と呼ばれておりました

何かと言うと 医療用で 一般的な 殺菌消毒剤ですわね

医療では「ヒビテン」っで 知られております

早い話が オロナイン軟膏は 「消毒用軟膏」ってことかな

ほかの成分も 内容成分としては こちらです

★ 消毒薬のグルコン酸クロルヘキシジン液(Chlorhexidine Gluconate)

★ 止血薬のラウロマクロゴール(Lauromacrogols)

★ 乳化剤のポリソルベート80(Polysorbate 80)

★ 止血剤の硫酸アルミニウムカリウム(potassium aluminum sulfate、ミョウバン)

.
認められている効能、効果は以下のとおり

「にきび、吹出物、はたけ、やけど(かるいもの)、ひび、しもやけ、あかぎれ
きず、水虫(じゅくじゅくしていないもの)、たむし、いんきん、しらくも」

すんごい たくさんですなぁ

長い歴史のある 軟膏ですけど 昔だからこそ

この 効能で通ったんだろうなぁ とも思えます 得意げ

つまり 消毒 と 止血 に いいとされている訳ですが

まずは その目的以外には 使わないように っと

本当に 必要かどうかも考えてみたいね



以前の 乾燥記事 に書いたように 肌には 細菌に対して

ちゃんとバリアゾーンがありますから それを わざわざ

消毒しなくても いいんだょ

止血だって ちゃんと 血液の血小板が 

集まって そこを塞いでくれるのですからね


そもそも 自分の力の邪魔をしたら 自己治癒力は落ちますです

湿疹や痒みに とりあえずオロナイン ビックリマーク

という人も いるようなので あえて記事にしています

湿疹にも 痒みにも そこには 全く 効く効能を持っていませぬ


でもって デメリットとしては

自分の 弱酸性のバリアゾーンを 台なしにする可能性はありますドクロ



ヒビテン耐性菌は 一時期 なにが問題なのだと 

話題になった過去もありますねぇ

みんな そろって オロナインを塗っていれば そりゃ

当たりまえの現象でもあったのだよなぁ あせる

日本人は キレイキレイが 大好きな国民ですから

ここにも アレルギーの蔓延する土壌が あるとも

いえるんだけど。。。まぁ ここでは アレルギーの

話は おいておくとして


中には 抗生剤 やら 局所麻酔薬やら ステロイドなどが

入っていたりする 皮膚系市販薬も多い中では 

まだ ましなほうなのかも しれませぬ 得意げ



さて 注意書きには

1。湿疹(ただれ、かぶれ)

2。化粧用下地

3。虫さされ

には使わないでくださいねっ と あります

過去記事を読んでいれば これが なぜか 分かるかな

だってねぇ ここには 乳化剤のポリ80(界面活性剤)

はいってるよんっ ショック!


こうやって「湿疹」には 使わないでね と、

効能書きにも書いてある 消毒が目的の薬が 

湿疹・乾燥肌治療薬として 使われてはならないのだよ


まぁ。。。これで 治るはずはないのですが

すぐに出るような 副作用もほとんどありませんから 

つけていたとしても

つけていなかったにしても 

ケガであれば ほっとけば 皮膚の自然治癒力で 

治ります

風邪が ほっておいても 治るのと同じですね ワラ


オロナイン軟膏 塗っておけば治る

は 嘘でもないでしょう けれど

塗らなくても治るっていうのが 正しいのかも にひひ

安心のための 一家に一本もありでしょう

心の安心代。。みたいな 汗


お子さんを持つ ママも多いですから

ケガに対処する 自信をつけるの為に 

とてもオススメの本を紹介しておきますわね

さらば消毒とガーゼ 「うるおい治療」が傷を治す/春秋社

¥1,575
Amazon.co.jp



外科医の医師の著書ですわ

いつも お話するように カラダの本来持つ

力を ちゃんと利用して 傷は治そうね っという

提案をしてくださっている 本です


参考にこれも 貼っておくね


さて 前の記事とともなわせて読めば オロナイン軟膏を

乱用することは 肌にいい影響をもたらさないことは

理解できたかなぁ

そして 乱用しないとしても これといって

必要もないってことでは ないだろうかね


もし 治療家の方なら こちらの本を薦めます

傷はぜったい消毒するな 生態系としての皮膚の科学 (光文社新書)/光文社

¥882
Amazon.co.jp


ということで また オイルの塗り方記事に 進まないとね


クリスマス前に 書けるかどうか 厳しいとこですが

気長に 待っててね~


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チャおとめ座