ダーリンの親友アンドレスが亡くなりました
ダーリンとアンドレスは
小さい頃から家が近所で幼馴染で親友
アンドレスは中学生のころ
フランスへ引っ越してしまいました
だけど、ダーリンはアンドレスをパリまで訪ねたり
私達が4年前チリへ行ったときも、パリからチリに
私達に会いにきてくれました
私もそれからアンドレスと仲良くなりました
彼はパーフェクト
ハンサムだし
頭も良い
性格も良い
セクシー
実業家
なのに、いたずらっ子なところがあって、憎めない人
いつも私のことを
PU TA LA MIMIGATO
と呼んでいました
私はアンドレスの事を
PU TA LA ANDRES
と呼んでいました
PU TA LA
というのはチリのスペイン語のスラングで
英語で言えば、F★CKIN
日本語で言うのは難しいけど…
バカミミガト
ってとこでしょうか
たまにメッセージをくれたり、スカイプをくれたり
ダーリンにかかってきた電話に
私と30分話してしまってダーリンに代わるのを忘れてしまったり
パーフェクトなくせに、どこか愛のある人でした
ダーリンとは正反対の白いシャツにデニムが似合う好青年
だけど、なぜか不思議と合う
普通の人は理解不明なダーリンを唯一分かってくれていた人だと思います
その彼がおととい亡くなった
彼のお母さんから
「アンドレスが3時間前に亡くなった」とメールをダーリンにくれました
私もダーリンも唖然
事故
病気
自殺だった
彼は再婚したばかりで、パリに家を建てているし
前回スカイプで話した時も仕事も順調だったはず
数ヶ月前に彼がフェイスブックから消えたのは
ダーリンも私も知っていた
その時はダーリンは
「奥さんと上手くいってないんじゃないの」
なんて冗談言っていたけど
アンドレスのお母さんからは、
近いうちに離婚をする予定だったという
仕事も忙しかったようという事だけ聞いた
確か去年のクリスマスの時期
アンドレスが仕事が終わって、家に帰る途中の車の中から電話をくれた
「パリは雪が降ってて寒いよ~」って
パリ時間は夜の11時過ぎ
アンドレスよく働くな~って思った
まぁ、従業員を抱えている責任感もあるだろうし、
大変なんだなんて思ってた
ほんの数ヶ月前のアンドレスのフェイスブックは
美人の奥さんと幸せそうだったのに
ダーリンも来月はアンドレスの誕生日だからスカイプしようって言ってたところ
まさか自殺するだなんて
事故とか病気っていうのもショックだけど
自殺っていうのがなによりショックだった
なんでダーリンに電話しなかったのか
もしかして私達がアメリカにいる間に電話したかな
助けてって電話欲しかったな
何が悲しいって
彼の人生は本当にこれで終わり
もう歳をとる事もない
止まったまま
一緒に歳をとることは出来ない
もうPU TA LA MIMIGATOって
呼ばれることもない
アンドレスとドバイで会おうっていった約束も果たせないまま
PU TA LA ANDRES
ダーリンは普通だけど、悲しいと思う
私でさえ悲しいんだから
この曲はアンドレスとギターを弾いた曲
この写真はブラジルに行ったときの写真
ダーリンの人生の中にずっといたアンドレス
これからは一緒が全くなくなるんだ
彼がフェイスブックから消えて
新しいフェイスブックには、私とダーリンの写真がアップされていた
本当にPU TA LA ANDORESです
命は儚いものです
今、死のうと思えば、誰でも今、死ねるんです
愛は怖いものです
良いときはすべてがキラキラ見える
上手くいかないと、すべてが黒く見える
私とダーリンの日常生活は、彼が亡くなっても
なんの変化はないけど
ふと彼を想って、寂しくなる
生きていれさえいれば、いつでもやり直せるのに
彼の人生が幸せであったことを祈ります