赤ちゃんの重要なステップに自己認識がある。


ダルハウジー大学の実験にとても参考になる実験がある。
車輪付の押したら動くショッピングカートにバスマットを付けて歩き始めた赤ちゃんに押させる実験だ。
自己認識が出来ていない赤ちゃんは、バスマットの上に乗って押す為にショッピングカートは動かない。


少し進歩した赤ちゃんは、動かない原因を調べるのだが、カートの前を調べたり、マットを調べたりするが、相変わらずマットの上に乗って押そうとする。
つまり、自己認識が出来ていない為、空間の中に「自己」と言う存在の認識が無く原因が自分で有る事を理解出来ていないのだ。


そして自己認識が出来るようになった赤ちゃんは、自分がマットから降りて押したり、マットをたたんで押すのでカートを動かす事が出来る。


赤ちゃんがこの自己認識を正常に理解する為には、危険の認識 で書いた距離感などの基礎認識が必要となると思われる。
なぜなら、距離感は空間認識をする最低限必要な感覚だからである。
もし、ここまでの段階で健全な成長が出来なかったとすれば、正常な自己認識を持たずに育つ事になる。


自称集団ストーカー被害者の「証拠ビデオ」には、この傾向が強く現れている。
ビデオカメラを持って、町の中で「犯人です」と言いながら他人を写す行動は、マットの上に乗ってカートを動かせず、原因をマットだと思っている子供と同じで、マットの上に乗っている自分が原因と言う事を理解していない。


いじめ相談者や、躁うつ病(鬱病)と診断された人にも、この傾向が多分に見られるが、そこはもう少し複雑になるので別の実験の紹介の後に説明する事にする。





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