私が相談者に対する時や、自称集団ストーカー被害者からの家族からの相談の時にアドバイスしている事が「波の性質」である。

これは、対人関係を判りやすくする為にも有効だ。


この「波」とは音波や電波の「波」の事なのだが、自称集団ストーカー被害者や、躁鬱病患者、統合失調症患者に対する接し方から、病気の状況判断をする際に大変役に立つ。

これは、私が今まで色々な集団ストーカー被害者や躁鬱病患者、そして統合失調患者に接してきて培ったテクニックでもある。

このシリーズではその「波」としての考え方を紹介して行こうと思う。


まず、このブログで以前にも書いたことなのだが、自称被害者や病者は色々な言い訳や理屈をこねる。

そんな事を真に受けていたのでは本質は見えないので、単純化する必要がある。

その一つが、波として見てしまう事だ。


「波」と言っても、精神波などと言う物があるとは思っていない。

人間には、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚の五感がある。

その中で、視覚は光、聴覚は音、触覚は振動と言う「波」を感じている。

脳はその波を記憶している訳で、先に覚えた物と比較する傾向がある。

その際に波の性質の影響を受けると考えている。

それが、覚えの順序 でもある。


波は主に周期、振幅、波長等で構成され、反射、屈折、回折、干渉等の性質がある。


今回は波の性質を基にした、自称被害者や躁鬱病などの精神疾患者との接し方についてを書く。


分かりやすい説明をする為に、躁鬱病の「躁」を「山波」とし「鬱」を「谷波」として説明するが、同じように統合失調症の場合は「陽性症状」が「山波」、「陰性症状」を「谷波」と置き換えて考える。


まず、一本のロープの両端から「山波」同士を発生させれば、山波と山波がぶつかる所では波の振幅は増大するが、山波と谷波をぶつけると波は乱れても振幅は増大しない。


つまり、相手が「山波」の状態の時に説得や文句を言う事は、山波と山波をぶつける結果になり感情の振幅を増大させるだけで状況を悪化させるだけだ。


相手が「山波」の時にはこちらは「谷波」になれば感情の振幅は増大しない。

具体的には、話を聞くだけに留めて何も言わない、若しくは全く相手をせずに無視する。


躁鬱病などは躁と鬱の波が必ずあり、その波を読む事である。

躁の時には何を言っても聞く耳は持たない。

そんな時に何を言って無駄であるし、躁の振幅を増大させる事になる。

人にもよるが、躁鬱病を発症する人には「別離不安」を持つ人が多く、別離不安を持っている人であれば躁状態の攻撃的な性格が出ている時に、全く相手をせずに見捨てるような態度を取ると、態度を豹変させて下手に出てくる事が多い。

その時が話をするチャンスであるし、その時は話を受け入れやすくなっている場合が多い。


人生も山波と谷波の繰り返しで、谷間にはまっている時にもがいても状況が悪くなるばかりになるのにも似ている。


人の心の波は人間同士だけには限らない。

ペットと触れ合う時に感じる安らぎ、心地良い風に吹かれた時に感じる心地よさ、それらも動物や自然との共鳴による物である。




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