先日、金スマで天才を作ると言う久保田カヨ子さんの育児法をやっていた。
その中で、「7ヶ月ですでに歩き」と言う所で「へ~!」と歓声が上がる・・・
私などは、そんな話を聞くと「その子、大丈夫か?」と心配になってしまう。
そんな事を羨ましいとか、「自分の子供にも同じ様に」等と思ったら大間違いだ。
少し話は変わるが、先日娘の友人が遊びに来ていた。
その子が、何も無い所でよく転ぶと話していたので、質問してみた。
「生まれたのは夏から秋じゃないの?」・・・正解。
そしてもう一つ「いつも靴下を履かされて育てられていない?」
その子が電話で母親に聞いたら、こちらも正解。
どちらも当たっていた。
実はこれ、自分の娘を育てる時に苦労してきた事だ。
私の娘は生後6ヶ月で、すでに走っていた。
親としては、他の子より早い成長に喜んでいたのだが、定期健診の時に先生に言われた。
「親御さんとしては嬉しいかも知れませんが、歩くのが早すぎます、ハイハイの時に足の裏のつぼが刺激されるこ事で、脳の運動領域が発達するので、ハイハイの期間が少ないまま成長すると、運動領域が発達せず、何も無い所で転んだり、上手く転べなくて骨折したり・・・・・」
対処法としては、靴下を履かせず足の裏に刺激を与えながら育てる事。
自分の娘の成長が早い事を喜んでいた天狗の鼻は、見事にへし折られた。
これを実践していると、事情を知らないお節介なオバサン(幼稚園の同級生の母親)が「こんなに寒いのに靴下も履かせないで可哀想」などと言ってく来るし、噂にもなって白い目で見られるし、事情を説明しても「そんな事言っても子供が可哀想じゃない」と、余計な事ばかり言ってくる。
そんなお節介オバサンの話など無視して、靴下を履かせずに育てたのが良かったのか、娘は滅多に転ぶ事も無く、転んでもたいした怪我もしなかった。
逆に、そのオバサンの子供はよく転んで怪我をしていた。
娘の友達に、夏から秋にかけて生まれたのか?と聞いたのは、ハイハイをはじめる時期が寒い時期になる。
母親の親心で、寒いから靴下を履かせると、足の裏の刺激が少なくなる。
逆に、寒い時期に生まれるとハイハイを始める頃は暑い時期になり、靴下はあまり履かせないので、足の裏の刺激は多くなる。
特に女性である母親は、冷え性を持っていたりする場合が多く、暖房していても自分の手足が冷たいと、子供も寒いんじゃないかと思い、靴下を履かせてしまう傾向がある。
暖房していれば、靴下を履かせる必要は無い。
考えて見れば、サッカーにしろ陸上にしろ、身体能力が高いとされる国の人は裸足で生活している人が多い。