幼年期の心の傷は脳の傷 」の続編だ。


虐待を受けて育った子供は、受けた虐待に符合する脳の部位の体積の減少が見られる事は、「幼年期の心の傷は脳の傷」で書いた。


しかし、今まで色々な人と接して来た経験から思うのだが、親から受ける虐待経験を持つ人と、自分でコンプレックスを抱えている人は同じ思考パターンや、同じ感性を持っている。


心の傷と言う面では同じなのだろう。

と言うことは、自らコンプレックスを抱える人にも同じように脳の体積に変化があるのかもしれない。


親子関係が壊れている人に、親子バトルを何度もさせると親子関係が良好になり、親子関係が良好になると対人関係も良好になったりする場合が結構ある。

そうした親に不信感を抱く人は、親の虐待を口にする。

人間関係の基本は親子関係で、親子関係が修復されれば対人関係も良くなる。


これは、虐待系だが、高校中退と言う虐待とは関係の無いコンプレックスも、同じ様な方法が通用する。

高校中退で、学歴コンプレックスを持っている人が、学歴詐称を続けていたが、学歴詐称をしなくても雇われる経験を繰り返しさせると学歴コンプレックスは消えた。


こうした事実を「幼年期の心の傷は脳の傷」 と「脳の成長過程と子供と大人の脳の違い 」を踏まえて考えると、心の傷で体積が少なくなっていた脳が、それを補う経験をする事で脳の神経結合が強まり、それを繰り返す事で回復していると考える事が出来る。


これは、逆も言える。

それが「負の結合」で、「集団ストーカー妄想の伝播が手に取るように分かるトピ 」の人経緯を見ると、猜疑心などを司る脳の神経結合だけ強化されているとも考えられる。






集団ストーカー―盗聴発見業者が見た真実 (晋遊舎ブラック新書 1)/古牧 和都