初めて変な物を体験するまでは「そんな非科学的な物は存在しない」と思っていた。
それが、一度見始めると何度も見るようになって来る。
まあ他人に話しても信じられるはずも無いし、信じてもらう必要も無いので話しのネタ程度に話すくらいだ。

恐らくレム睡眠の時に見る夢であるとは思っているのだが、体感としては生々しく夢とは思えない物でもある。



今まで出一番の不思議体験をしたのは私が22歳の冬である。
その時私は「冬の北海道」を放浪の旅をしていた。
その北海道の宿での事だ。
そこは相部屋の4人部屋で、左右に二段ベッドが2つ有り私は入り口を入って右の上で寝ていた。

そして夜目が覚めると、定番の金縛りである。
しかし、目の前に人の形をした白い煙のような物が、隣のベッドの上に寝ている人の顔を覗き込んでいる。

やばい!と思っても金縛りなので動く事が出来ない。
するとその白い物は振り返り私の方に近づいてくる。

その白い物は私の顔を食い入るように見つめて、そのまま私の体の中に入って来た。

その時の感覚は今でも忘れられない。
とtれも説明しにくい感覚なのだが「体中の皮膚の裏側を毛皮で撫でられている」と言うような感覚がした。

そしてその白い物は、頭の中で私に何か話しかけて来た。
その時である。

その白い物とは別に、なぜかとっても信じられる感覚と言うか、ほっとするような優しい声が「そいつの声に答えてはいけない、何も考えずに無視しなさい」と言って来た。

私はその声に従って、何も考えずにひたすら無視した。
その後その白い物は、私に執拗に話しかけていたが、無視していたら話すのをやめた。
その白い物は、しばらく私の体の中を這いずり回った後、体から浮き上がり天井の辺りで渦を巻くように消えて行った。
その瞬間金縛りが解けた。



さて、あれは一体何だったのだろうか?

ちなみにその場所は網走にある原生○○ユー○ホ○テル。

30年程前なので、そこが現存しているかどうかは分からない。





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