市邨学園控訴審のワイドショーを見た。

この事件は以前から気になっていた事件で、色々と情報を知りたかった。
今日のワイドショーを見て、事件の真相が垣間見えた気がする。

世間では、自殺した少女に同情的だが、私は今日のワイドショーで逆の見方をした方が正しいと思うようになった。

今日のワイドショーで、イジメでPTSDを発症し、それが悪化して「解離性同一性障害」を発症したと言っていた。

解離性同一性障害?
この病名で、事件の見方は逆転した。

解離性同一性障害とは、解離性障害の重篤な症状。
その解離性障害の殆どが幼児期から児童期にかけての精神ストレスと言われている。
そして親に起因する物が大半を占める。

つまり、中学に入って1年足らずで発症するとは考え難いのだ。

そしてこの病気の大きな要因に「安心していられる場所の喪失」がある。
家庭内が安心していられる場所であれば、学校でのイジメが有ったとしても、鬱病にはなったとしても解離性障害までは考え難い。

今日のワイドショーで気になったのが、母親の言葉だ。
中学一年の秋頃に「なかなか起き様としないのでベッドから引きずりだそうとした時に、いじめられるから学校に行きたくなのって言ったんですよ」

え?ベッドから引きずり出す?
そんな事をサラッと言うって事は、日常茶飯事にやってたって事か?

私が非常識なのだろうか?
私なら先ず「どこか具合でも悪いのか?」と尋ねるだろう。
私なら、起きない子供をベッドから引きずり出すなんて事は絶対にしない。

もし、「ベッドから引きずり出す」と言うのが「片鱗」ならば、安心していられる場所に疑問が出てくる。
そして、解離性障害の発症要因である「親などが精神的に子供を支配していて自由な自己表現が出来ないなどの人間関係」が垣間見える気がする。

いじめたとされる同級生の話も興味深い。
その同級生は、自殺した子が教室に入ってきたら「臭いから窓を開けた?」との質問に、「それも勘違い、そういう被害妄想の激しい子」と言い「コソコソ喋ってても、自分の事言ってるんだみたいな」と言っていた。

それって「自称被害者さん」達と同じじゃん。
自称被害者さん達は、主語のない言葉に「自分」と言う主語を付けて被害を訴えている。

まあ、解離性同一性障害となれば被害妄想は出ていただろうし、いじめとして受けた言葉の数々にも、信憑性が無くなって来る。
何故なら、この病気の症状には幻視や幻聴も有るからだ。
しかも別人格が出ている時の記憶は無い。

ネットで調べてみると、市邨から転校後、不登校だったらしいが更に2度ほど転校している。
鬱症状を持つ人にとって、環境の変化は多大なストレスとなって鬱を悪化させる。

いじめが有ったとされる最初の市邨中学は私立、私立と言っても進学校ではない。
愛知県では地元の中学に入るのが一般的で、地元の中学に入れば小学校時代の友人も同じ中学になるので、環境の変化は少ない。

しかし、私立になると同じ小学校から入学する子供はまずいない。
通学するにも、地元の中学ならば徒歩か自転車、市邨ならば通勤ラッシュの中を電車通学。
右も左も見知らぬ顔ばかりで、環境の変化によるストレスは、他の転校の比ではない。



もし、自殺した少女が自称被害者さん達と同じ状態だったとすると、思わぬ冤罪を生んでいるのかもしれない。