最近「ご注文ありがとう御座います。注文ID:×××××」なんてメールが毎日数十通も届く。

その前は「請求内容ご確認メール ご請求ID:」と言う件名でだった。
その他にも「資料請求ありがとうございます!請求ID」とか「請求内容ご確認メール ご請求ID」とか、「仮会員登録通知 ID」とか。

そんな物注文しちゃいないし、資料の請求なんぞもしていない。


「ご注文ありがとう御座います」と言う件名で送りつけて来るのに社名やら住所やら何も書かれていない。
通販の自動返信メールだったら購入明細が書かれているだろう! それをクリックとは笑わせる。
そうした記載は表示義務があって、クリック等は認められていないので、そうした記載や販売者名や所在地が記載されていない時点で一目で詐欺と言うか、アクセスさせる事を目的に送りつけてくるメールと分かる。

件名は変われど文面は全て同じ。
資料請求系メールは

このメールはシステムにより弊社より自動送信されています。
 
この度は資料請求いただき誠にありがとうございます!
下記URLから商品をご確認ください



ご注文系メールは

お問い合わせありがとう御座います!
コチラURLから新商品をご確認頂けます!


これらの文面の下にURLが記載されている。

こんなメールが来ても「何だろう」と思ってURLはクリックしない事だ。

以前ならこうしたメールが来ると、分析する為にアクセスしてソースを解析したり手口やら心理操作のメカニズムを解析したりしていたが、今時の物は解析を試みることすら危なかったりする。

パソコン遠隔操作事件の様に、アクセスしてウイルス対策ソフトでも検知できない遠隔操作ウイルスでも入れられたら目も当てられない。


身に覚えの無いこうしたメールは無視するのが基本だ。

しかし「成りすまし注文」など、確認しなければならない物もある。


これからの時代、そうした物を見分ける術も必要になってくるだろう。

と言ってもそんなに難しいことではない。
送られて来るメールのメルアドや、リンク先のURLを見れは一目瞭然だ。

例えば私の所に来たメールのメルアドの@マークの前は「ilhcgzruooq」
何と読むんだ?

URLはhttp//の後は「c93y7wjy8g.mobi」などと言う意味不明のアドレス。

仮にも通販やら資料請求やらのドメインとしては考えられない物が使われている。
仮にも商行為を目的とするなら、ドメインやメルアドは最低限「読める物」を使うだろう。

読めもしないドメインやメルアドを使っていると言う事は、全うな商行為を行なう意思が無いと言う事である。


フィッシングメールやフィッシングサイトも、本来のドメインに似たドメインが使われたいたりするので、検索エンジンで社名を入れてドメインを見比べれば分かるが、http://www.mse.co.jp/ip_domain/にドメイン名を入力して検索すれば、そのドメインの契約者が表示されるので一目瞭然で分かる。

大手企業なら企業名が表示されるし、中小なら自社名若しくはレンタルサーバーの会社名が表示されるのだが、有料のレンタルサーバーを使っていれば、管理されているので危険性もほとんど無い。

無料サーバーや個人サーバーが使われている場合は危険度が高いと考えた方がよいだろう。