●かわいそうな私でいてもメリットゼロ

早山さくらです。

自分かわいそう病から抜けると、とっても、楽になりますよ。

かまってほしい。優しくしてほしい。同情してほしい。そんな気持ちがなくなれば、誰からも支配されなくなりますよ。

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もう２０年も前のある夏の昼、わたし、道路ですっごい腹痛に襲われたんです。

歩けなくなって、勤務中の彼（現夫）に、「お腹痛くて動けない」と、電話をかけました。

そう伝えると、彼、「だいじょうぶ、がんばって。少し休みな。」とだけ言って、電話、切りやがったんです。

ひどくないですか？

「ちょ、ちょっと、ひどいじゃないのよううううっ」「すっごい冷たいじゃないのよううううっ」って、思って、私は絶望・・・・・・・・・・

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しなかったんです。むしろ、「だよねー♡　テヘペロ♡」って、感じだったのです。

どういうことか？

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夫と出会ったころ、わたしはまだ

・親の支配　
・モラハラだった元カレの記憶　
・まとわりついてくるような友人との関係

を断ち切れず、苦しんでいました。

その苦しみを、出会ったばかりの彼（現夫）に、わかってほしかったんです。

わかってほしいというか、私と一緒に苦しんでほしかったんですね。

でも、うちの旦那さん、私のその苦しみに、ちっとも肩入れしてくれませんでした。

「あ、この人、わたしに全然同情してくれないんだ。こんなに辛い気持ちを、そんなふうにスルーしちゃうんだ・・・、マジで？」と、腑に落ちないでいたのです。

ほんとに、こんな可哀そうな私の気持ちに、寄り添ってくれないの？わたしのこと、可哀そうって思わないの？それって、愛してないってこと？

と、これらを、確認したかったんですよね。

だから、腹痛事件で彼を試したのです、無意識に。

私が道端で倒れたら、さすがに彼は心配してくれるよね？　←　中島みゆきかい！

何をさしおいても、私のもとに飛んできてくれるよね？って。

でも、私の希望的観測は、みごとに外れました。

で、どうなったかといえば、なんとわたし、彼に電話を切られた後、きゅうに腹痛がおさまって、スクッと立ち上がり、スタスタと歩き始めたんですよ。

そんな自分に、お～い、腹痛どこいったの～？って、自分でツッコミまくり、笑ってた。

その時の自分の心の中を、はっきり覚えています。

「この人（彼）には、かわいそうな自分でいてもメリットないみたい。」

「もう、同情してもらおうとするのやめよ。」

「もう、人に頼らない。自分でやる。」

私が初めて聞く、私の心の声でした。

え～、私、そんなこと思ってたんかだー、って、笑えました。

同時に、今回のこの腹痛は、彼へのお試し行為だったと、自分で意識できたのでした。

私は、この事件をきっかけに変わりました。

自分のことは、自分でやろう！と、覚悟を決めたのです。

精神的自立（自律）を果たしたのです。

なにをするにも、彼の意見を尊重していたのが、自分の意見を、言うようになりました。

そしたら、いつも根無し草のように落ち着かなかった気持ちが、ドシッと落ち着くようになりました。

生きるのが、ほんとに楽になりました。

だから、私は、夫に感謝しているのです。

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先日、夫にあの日のことを、きいてみました。

「どうしてあのとき、心配してくれなかったの？」

そしたら、なんと夫は、覚えていなくて。

「え～、俺そんなつめたい対応した？あはははははあ」って笑うのです。

「え？冷たい対応って思うの？そんな冷たい対応できたってことは、私を愛してなかったってこと？　つか、私のこと愛してないの？」

と確認したら、なんだか、むにゃむにゃ笑って、ごまかしていました。

わたしとしては、「大丈夫そうに感じたから」とか「お試し行為だってばれてたよ」とか、そういう答えを、期待していたのですけれどね・・・

そうでもないってことは、ほんとに愛していなかったのかも？とか、なんだか微妙な思いもありますが。

人生、白黒つけないほうが、いいこともありますからね。＾＾

今が良ければ、すべて、よし♡

さて。

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