東札幌緑の杜歯科クリニック 院長です。


今回は、3回目です。


当時は、3種類の抗生剤を乳鉢、乳棒を用いて粉末にし、すぐに混和していました。


作りたての時は成績がよいが、時間が経ってくると成績が落ちる、こんな感じを抱きながら診療に用いていました。


成績が落ちてくる原因は、その時間的劣化および「3種類を混ぜ合わせることにあったのです。


よくよく考えてみれば、普通薬は、糖衣や薄膜コーティングに覆われ、劣化を抑えています。


その表面をとって丸裸にされてしまうわけですから、6ヶ月なんて持つはずがありません。


また、抗生剤同士が化学反応を起こし、薬効が消失していたのです。


そこで、現在では、各々最長1ヶ月に設定し、余ったら廃棄して、新しいものと交換しています。


また、3種類を別々の容器に保管し、使う直前に混和するようにしています。


さらに結露の発生しやすい冷蔵庫ではなく、ワインセラー(開発者の宅重先生が推奨しています)に保管しています。

歯科の役立つ話題 ー東札幌緑の杜歯科クリニックー


続きます