★★★★
「結婚なんてろくなもんじゃない」
「真実とクラッシャー」
「親心というものは、きっと」
三話収録の連作短編集。
『カワイソウ、って言ってあげよっかw』でハマった作家さん。
この作品もテンポが良くて面白かった。
幽霊になった幼馴染の琴子と、新米弁護士の祐一がタッグを組み事件を解決していく。
有り得ない設定もなんのその。
卑屈で毒舌の祐一と、天真爛漫で優しい琴子とのやりとりが最高に楽しい。
被疑者の供述にまんまと騙されそうになる祐一を、琴子のナイスサポートで嘘を暴いていくのが気持ちいい。
ほんのり切ない弁護士×幽霊のバディ小説。