食べる女 | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

食べる女

26点

ベテラン脚本家・筒井ともみの短編を映画化。豪華キャストをズラリ揃え、誰もが興味ある「食」を題材にしているが、結論から言うともうダメダメ。
いくつかのエピソードを描くも特に劇的な繋がりはなく、各話がブツ切りに並んでるだけの印象。それぞれの物語が薄いため、シチュエーションが唐突に感じられあまり心に残らない。オムニバス系でテーマが分散するのは仕方ないが、軸がしっかりしてないので言いたいことが明確じゃないんだな。
なにより一番ダメなとこは「食」と「セックス」を並べて表現してるところ。そりゃ両方とも人間にとって重要なのはわかるけどさ、映画でそれ一緒にしたら気持ち悪いよね。せっかくの美味しそうな料理が台無し。
記録的大コケという記事も目にしたけど、この内容じゃ無理もないなぁ。


監督:生野慈朗
出演:小泉今日子、沢尻エリカ、広瀬アリス、シャーロット・ケイト・フォックス、山田優、前田敦子、壇蜜、間宮祥太郎、小池徹平、
ユースケ・サンタマリア、勝地涼、鈴木京香
2018年  104分