始めに断っておきますが、僕は、最近は日本代表サッカーくらいでしかTVを観ません。
(ちらほらと断片的に見ることはあります)

昔はTVジャンキーか!?ってくらいにTV観まくってた時期もあったけれど、
最近はTV欄を読んでも、観たいと思えるTVが無いです。

それは、自分がおっさんになったという意味もあるのかもしれないけれど。

まず言いたいのは、
安易に長時間番組を作り過ぎ。
昔は2時間、良くて3時間とかだったけれど、今は5時間とか平気でやる。
現代人は、5時間もTVにかじりつけるほどヒマじゃないです。
それに、個人差はあるだろうけど、5時間も集中力を維持するのは難しいです。

「いやいや、TVなんて惰性で見るもんでしょ」
という声が聞こえてきそうですが、昔、インターネットが無かった時代、特にビデオが普及してなかった時代は、それこそ目に頭に映像と音声を焼きつけようと必死でTVを観てました。
「後でいつでも観れる」という時代ではなかった。
その当時のことを考えると、5時間番組なんて無謀過ぎる。

もちろん、昔と今は違うから、「今の価値観で言えば5時間番組もアリでしょ」という言い分もあるかもしれないけれど、上に書いたように1つのTV番組に5時間も費やせる人はそんなにいない。
それに、5時間を費やしてもいいと思える価値のある番組なんて、今は無いに等しい。

そもそも、5時間番組が増えた理由が、「5時間かけて伝えるべき内容だから」という前向きなものではなく、「制作コスト削減のため」という後ろ向きなものなのも解せない。

そんな理由で作られた番組、5時間かけて観ると思いますか?

昔の人が「TVを見ると馬鹿になる」と言っていたが、今はその意味がよくわかる。
本当に無駄。
TV観るくらいだったら、他のことに時間を使った方がいい。
それくらい、現代人にとってのTVの順位は低くなってると思ってます。
(当然、個人差はある。TVがなきゃダメという人はもちろんいる)

それから、本業はTV放送なのに副業の方が稼ぎが多いとかいうワケわからんTV局が出てきた。
これは自分の予想してきたことでもあるのだけど、実際そうなってみるとショックがでかい。
そんなんなら、電波を返上しろと言いたい。
TV局としてのプライドはないんだろうか。

面白いTV番組を作れなくなった理由として、クレームにびびっているからというのがあるが、そんなの逃げじゃないかな。
もちろん、人の価値観は千差万別だから、万人に受け入れられる番組作りは難しいと思われるが、面白さとクレームの少なさは両立出来るはず。

その証拠となるのが、インターネットの動画(の一部)だ。
ネットは本音が出やすいから、全く批判がない動画を探すのは難しいかもしれないけれど(それに、賞賛ばかりの動画に批判を入れることで違いを見せようとする人も少なからずいる)、それでもクレームの少ない面白い動画はたくさんある。

ポイントは、ネットの動画を作ったのはだいたいが素人だということだ。
(まぁ、最近は最初からプロ・セミプロという人もいるけど)
素人に負けて悔しくないのか、TV局。

結局、クレーム来るような面白さでしか勝負して来なかった事とか、一部の素人には魅力ある映像作りで負けてる事とか、なんかもう色々と胡坐かき過ぎたせいだと思う。

ネットに押されてるとはいえ、TVは未だに大事なインフラの1つなんだから、もっと頑張って欲しい。

まだまだ言いたい事はあるけど、今日はこの辺で止めときます。
TVメディアについては、このブログを始めた時からちょこちょこ追いかけてた話題なので、今後も書く予定。